iPhotoで制作したQuickTimeスライドショームービーをできるだけ軽くする方法。

MaciPhotoってすごく重宝します。特に、画像をスライドショーに書き出せることが便利。
結構きれいにできるのですよね。
この動画をインターネット向きに、できるだけ軽く作るTipsを見つけました。ポイントを書いておきますので誰かさんのお役に立てばうれしいです。

  • 制作環境
    • Mac OS X 10.3.9
    • iPhoto 4.0.3
    • QuickTime Pro 6.5.2
      • 使う機能は限られているので多分バージョン5とか4でもOKかと思いますが。
  • 用意するもの
    • デジカメ写真など画像を複数枚。
    • MIDI形式の著作権フリー音楽集。
      • 今回は大昔にネットで配布されてた「YAMAHA FREE MIDI Library」の音源。今は配布停止になっている。所持しているファイルから公開する分には構わないらしい(要著作権表示)。
  1. iPhoto
    • 写真を加工したり、並べ直して、スライドショーの準備をする。
    • QuickTimeムービーの動画で書き出すときのサイズは普通のデジカメ(画像比率4:3)なら320px×240pxのサイズに。
    • 表示秒数は任意で。長すぎると飽きるので3秒程度でOK。BGMは無し。
  2. QuickTime Player (Proバージョン必須)
    • 作ったスライドショーを再生し、所要時間が何分何秒かをメモ。
    • その秒数でほぼぴったり程度の長さのMIDIファイルを探し、QuickTime Playerで再生。
      • 無理に長さの合わない曲を使うと、動画の画面が乱れるようです。
    • MIDIファイルで、「すべてを選択」して「コピー」する。
    • スライドショー動画で、「編集」の「拡大/縮小して追加」。
    • 最初からスライドショーを再生し、画面がきれいに写るか、音は鳴るか確かめる。
      • 曲とぴったりの長さのムービーになっているはずです。
    • 「別名で保存」で「独立再生形式」で保存する。拡張子.movを忘れないこと。


ポイントは、音源にAIFFでもMP3でもなく、MIDIを使うこと。
「拡大/縮小して追加」しても音の高さが変わったりせずに使えますし、ソフトウェアMIDI音源を鳴らすために、圧縮で音色が壊れることもありません。音源データもたかだか数10KB程度で済んでお得。QuickTimeミュージックシンセ音源以上の音源を持っている(たとえば、RolandのVSCとか)人なら、そっちで楽しんでもらえると思います(実証していませんが仕組みから言って多分そう)。
データの書き出しでなく標準の保存を使った方が、画質を保持できますし(MPEG 4書き出しとかいろいろ試してみたけれども、サイズが大きくなるか画質が落ちるかのどっちかでした。普通に保存するのが実は一番よかった)。


最初、AIFFで作ってみて2分半で20MBだった動画も、この方法で作り直してみたら1MBに!
いやあ、よかった、よかった。