東京町興し+オーストラリアエナジー+大江戸わっしょい!

写真は大江戸線両国駅前交差点にて。

FinePix F11を使っているなら、シャッター速度優先モードを使ってみない手は無いので、ちょっと実験目的もあって撮影してみました。一度やってみたかった事でもあります、走る車の軌跡の撮影は。
きらびやかな街といった印象で撮影できました。これからクリスマスなどでライトアップされた風景を撮影する機会が増えますし、夜間の外出時にはできるだけ三脚とデジカメは持っておきたい物ですね。

「広尾Art-ON」

さて、前々から愉しみにしていた、友人の出展する作品展「広尾Art-ON」を見てきました。
公式サイトはこちら。ちなみに会期は明日まで。
http://www.b-info.jp/hiroo-styles/
広尾に縁がある作家さんたちが、なんやかんややっているものです。商店街に結構チラシが出ていましたね。こう、地元民だからどうこう、っていう展覧会って、それなりな味があっていいと思います。
私自身、大学時代に八王子の町興し系の作品展に協力していたことがあって、そういう時ってその辺を通りすがる人たちがみんなお客様になるので、ライブ感が愉しかったんですよ。
音楽とは違う、美術ならではのライブ感ってあるように思いました。そういうのって、やっぱ作品展じゃないと分からない事なんですよね。ここでしか見られないもの。そういうの。
今日のために作って来た全ての作家さん、本当にお疲れさまでした。

ブリヂストン美術館」企画展=「プリズム:オーストラリア現代美術展」

ブリヂストン美術館も行きました。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
オーストラリアの現代美術って、あんまり見たことが無いテーマですね。
ものすごく乱暴に全体の印象を述べると、「生命力」そのものに尽きる気がしてきました。
オーストラリアは珍しい生命体も沢山いますし、広い大地は豊かだったり、乾いていたりと多様性に富みます。また、現地民アボリジニの存在もアートには影響しているようでしたし。
砂嵐をテーマにした絵画作品*1を見つめていたら、その点描の空気が私自身を襲って来て、細胞レベルでバラバラに浄化してくれるイメージを体感できました。ものすごいライブ感でした。
ちょっと空気感が独特なので、一度見ておいて損はないと思いますよ。

江戸東京博物館」常設展

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
あのでっかさに会いに、閉館間際の30分をフルに使って大忙しで見てきました。ぐるっとパスがあると、あちこちまわりたくなりますね。土曜日は19:30まで開いていましたし。
江戸というものから東京になって行くまでを、一気に追体験できるこの施設。今は常設展の中で特集展示「かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち」として、戦時中に殺されてしまった動物園の動物たちの展示もあります。剥製がなまなましく当時を伝えてくれましたし、このニュースを聞いた小学生が「鬼畜米英をやっつけて動物園に動物を取り戻したい」みたいなコトを書いた手紙なんかが展示されていて、戦争はごめんだと本当に思いました。
そして、どんな時でも人間はそれなりに工夫を重ねて生きて来たから、今があるという事も良く分かりました。肥だめかつぎから人力車から、生きて来たという生活そのものが伝わって来る各種の展示で、実感できるのです。大江戸というか、大東京というか、この街は「わっしょい!」そのものの場所なのですね!
今、自分に必要なのは、生きて行くということそのもののパワーのようです。

追記

ところで、今月中は土日祝日に「都営地下鉄秋のワンデーパス」というフリーパスが使えます。
500円で都営地下鉄乗り放題になる物ですが、これ、工夫して使えばかなりお得ですよ。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2006/sub_p_200609271_h.html

*1:第9室にあった『山魔王トカゲのドリーミング(冬の砂嵐)』/キャサリン・ペチャリ、のこと。