これを日常語でなんというか?

コンピューターについて、友人などからいろいろと質問されることも多いですが、私も辞書じゃないのでネットで調べて答えることになります。
IT用語関係でよく使うのはこの2箇所です。せっかくなので日記サイドバーのリンク集に加えておきました。

  • PC View:用語解説
    • NTTPCコミュニケーションズによるIT用語辞書。簡潔明解で初心者にオススメ(2003年に更新終了)。
      • 初心者向けIT辞書として定評が高かった「パソコン知ったか辞典」が更新停止したのが2002年9月30日。あれからもう4年半も経過しているんですね。更新停止後、その辞書内容は一時期CNET Japanに掲載されていましたが、最終的にはPC Viewに引き継がれたようです。ただ、PC Viewの著作権表示によれば2003年に更新終了したようで、最近の用語にはまったく対応できていません。それでも、基本的な用語については、調べてみる価値があると思います。目からウロコが落ちるような秀逸な解説も多いと思いますし、人に教える時の表現的な参考にもなりますよ。
  • IT用語辞典 e-Words
    • (株)インセプトによるIT用語辞典。文章はやや専門的だが情報量・更新回数ともに充実。
      • こちらのページも歴史がある辞書です。ただ、文章が初心者にはやや分かりにくいところがあります。更新が頻繁で情報量も多いので、ある程度専門用語に慣れてきたらこのページで調べてみる方が本当はオススメ。


サイドバーに加えていませんが、以下のサイトも面白いです。

  • ASCIIデジタル用語辞典
    • アスキーの辞書的刊行物から用語を網羅したIT用語集。
      • Macのことなら「マッキントッシュ用語辞典」、ネットワーク関係なら「ASCII network PRO」など、それぞれのジャンルの辞書から用語を集めてあります。そのため、一般的な用語でもMacユーザーの立場からの解説もあったりして面白いですね(例:「パーティション」「OS」など)。IEなら右クリックでどこからでも検索できるアドオンも配布していますが……。FireFox版は無いようです。
  • 図解DTP用語事典
    • DTP関係に特化した用語集。
      • DTP用語集として非常に充実しています。また、PDF形式で配布されている図解ファイル「目で見る事典」は分かりやすいです(私自身、DTP検定II種の対策として利用しました)。ただ、底本が2002年の文献で、その後更新されているのかどうかが不明確なのが残念。
  • IT用語辞典バイナリ:コンピュータ偉人伝
    • IT用語辞典バイナリによる、コンピュータ史上の人物紹介。
      • 用語に疲れたので……人間にもスポットを。立志伝中の人物から、現在活躍中の若手まで幅広く紹介しています。シャープペンシルが家電のシャープの創業者(早川徳次)による発明品だと初めて知ってしまいました。

ただ、まあ、IT用語集を読んでも分からない、頭の中にイメージが湧かない、だから質問がされるわけで。
もっと分かりやすくする、日常的な言葉の延長線上で捉えることができればいいなあとは思っています。
数々の用語集があっても、そこにシフトしているものはなかなかないみたいですね。



掲示板で、先ほど「スクリプト」とは何か? と質問されました。
コンピュータを学ぶ上で、とても重要な概念ですね。
大手サイトさんではこのように解説しています。


ただ、これらを見ても分からない人には分からないでしょう。抽象的だからです。イメージにつながらない。
ということで、私自身はこのように書いてみました。

たとえば、カップ麺を買ってきたら「作り方」を良く読んで、【ふたを半分開けてかやくを入れて、熱湯を注いでふたをして3分待つ】とかやりますよね?
こういう、一連の手続きのようなことは、もしも今がもっと未来で、家事ロボットが居れば自動化できると思いませんか?
そこで、ロボットに【カップラーメンのふたを半分開けて、かやくを入れて、熱湯を注いで、ふたをして、3分経ったら人間に教える】というのを打ち込むとき、その一連の手続きをある種の書き方をした【命令書】で指示するでしょうね。

スクリプト、というのは、このような時に人間がロボットのために作る命令書(指示書)のような物です。
まあ、ロボットの例は架空ですが、パソコンのアプリケーション(ソフト)によっては、ある程度の自動化が出来るようになっている物があります。有名なところではWordやExcelのマクロとか。あれもスクリプトの一種なので。

つまり、パソコンに自動的に何かをして欲しいなあ、というときに作る簡単な指示書のことを「スクリプト」と呼ぶ、ということです。
もっと本格的な指示書になると、「プログラム」と呼ぶようになるようです。

さらに正確な解説は
http://www.pc-view.net/word_id-0588.html
でどうぞ。


とりあえず質問者さんからは納得して頂けた感じでしたが。もっとビジュアルチックな文章で書けたらなあと思いました。もっと正確に、もっと応用が利くように(分かりやすくするために機械語インタプリタのこととかかVBScriptAppleScriptPerlとかその辺りを削って、まず分かるようにすることを第一義として書いているので)。
基本的な概念のところで、イメージとして分かるようになれば、先の勉強がすっごく楽になるっていう経験は私自身も良くありましたから。もっと細かく正確に知りたくなったらe-wordsとかを使えばいいと思いますし。
情景が目に浮かぶような感じで、私自身はIT用語を理解してきたので、それをひとりでもふたりでも伝えられたらいいなあと思ってはいます。
問題は、どこでどうやってそれをやるか、ですけど……*1

*1:今のところ、はてなグループとかXOOPSが候補ですが。方法論と方向性を含めて検討中。