- 作者: 掌田津耶乃
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
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普通のMac本ではあまり触れてくれないAppleScriptやXcodeについて、入門程度に触れているのが本当に素晴らしいと思いますし、もちろん、Mail.appその他Macアプリや計算機の意外な使い方などなど、微に入り細にわたり徹底解説されていました。私は他の人からの質問が多い身なので、本当にありがたい一冊です。
何が出来て、どんなことに注意するべきなのか、本当に懇切丁寧に書いてくれています。だからこそのこのページ数(530ページ)、この価格(定価3444円(本体3280円))でもある訳ですが、価格分の効果はあると思います。Mac OS 10.4のこの本が出ていないのが残念です。*1なお、すでに版元の在庫はなく、店頭で見かけたらラッキーというような本のようです。今回は勤務先の大学の書店で見つけましたが。
きっちり読み終えてみて、やはりMacは素晴らしいと改めて思いました。画面(ユーザインターフェイス)の設計の分かりやすさといい、使いやすさといい。
Macだからこそ、こういう本も読破できる所も確かにあるんですよね。その存在だけでやる気を出させてくれると言うか……。
Macでインターネットとメールだけしか使わないなんて、本当にもったいないことです。読み終えて改めて感じましたが、Macは自分オリジナル作品を作るためのコンピューターだと、心から思います。あまりにもモノを創っていない我が身を振り返り、反省しきりです。まだまだやれることが沢山あるのに、やっていないじゃないか、と。
つまり……自分専用のMacがあるということは、それすなわち、モノ作りのチャンスである、ということ。iPhotoって、ほんとうにすごいツールです。漢字Talk時代から比べたら本当に隔世の感があります。
誰もが表現者に成れるこの時代にこの国に生まれたことを、改めて感謝したいと思います。やりたいことはたくさんあるぞっ!