屋外演奏は至上の快楽だ! 〜「自由演奏会 in 都筑 2007」レポート〜

【開演前のひとこま】


横浜市は「センター南」駅前、「すきっぷ広場」での自由演奏会で吹いてきましたよ。服装は蒼の作務衣に紺の地下足袋、濃紫の手ぬぐいでアタマを締め、すっかり気合い入りまくり!


通りすがりの方もすぐにお客さんに成るのが、この駅前広場での演奏の醍醐味で、演奏が進むと少しずつお客さんが増えて来るのがうれしかった物です。


では、曲ごとの私的感想に参りましょう。


オープニング「イーストアンドウエスト」は、今日が命日であるリード博士が、この港北の吹奏楽団のために書き下ろした行進曲だそうで。なんとなく海っぽくて好きになりました。6/8拍子のノリを掴むと面白い!


私自身は、7曲中4曲は持参した小物打楽器*1もやりました。
特に「ハッスル」「オーメンズ・オブ・ラブ」は打楽器パートの方に完全に混じり込んで、結構長い吹奏楽歴でも初めて打楽器パートの人になっていました。
立ってスライドや楽譜を気にしないで*2演奏できるだけで、これほど自由になり、指揮者もよく見えて周りの音が良く聞こえるとは! 打楽器の人はハジケやすいのがよく分かりました。ぜんぜん見え方も、使う筋肉も、音への集中も違う!


パート紹介は、昼休み中に、パートごとに短いアンサンブル曲を決めてやりましたね。名曲あり、珍曲あり……。
トロンボーンはオチ付き水戸黄門。どんなオチなのかは……やった人と聞いた人だけの宝物にしましょう。


「虹の彼方に」のトロンボーンソロ*3は、客席に行きお客さんの目の前で! やさしそうなおじいさんおばあさんに見守っていただきつつ……。
演奏が進むにつれ、自分の音が解放されて、非常に気分が良かったです。楽譜、ぜんぜん見ていませんでした……もう、アドリブばっかり! 指揮と周りの音と他のソリストとお客さまだけ見ていたので、休みのところで楽譜を見たら、既にどこやってるか分からない!
曲が終わったあとの答礼は、やってた方が感謝感激雨あられ


ハリー・ポッター」は楽譜が簡単なので、自作中(未完成)のペーパートロンボーンを使ったり。この楽器、割と使える!? あとはベルを付けるだけですね。横浜の大きな自由演奏会までに創れるでしょうか?


「エルクンバンチェロ」はトロンボーンで部分的に打楽器。持ち換えで音をいくつか音を落としましたが、まあ、周りが吹いてるからいいでしょう。この曲のトロンボーンの1stはおいしいです!


「風になりたい」は、パーカッションの踊り隊に加わり、お客様の中を一気に走り抜けてきました。風になるにはいささか、足音が大きうございましたが、気分は疾風!
ラストのリピートはトロンボーンに持ち替え、最後の最後まで完全燃焼!



屋根もハコの限りもない青空の下、最高の音を吹きました。
なんと、七年ぶりにハイCを鳴らしてこられたのです!*4


終わったあとに飲んだスポーツドリンクのおいしかったこと!


実行委員会の皆様、演奏者の皆様、そして、なによりもお客様、本当にありがとうございました。

2007/09/19追記

2007/09/20追記

*1:インドネシア製の、振って鳴らすタイプのウッドブロックみたいなのを高低2本の両手持ち。

*2:笑! アドリブだし!

*3:ただし5人くらいはいたかと。だからsoloというよりsoliです。個人的には楽譜はかなり適当に解釈して。原曲は音が高い!

*4:「虹の彼方に」の途中で。