ヘラクレスの遠出

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

平和を取り戻したドリスコス。また兵士たちにあれこれ嫌な思いをさせられないうちに、と、皆さん商売商売!
幸いにも、平和になった後の最初のお客である不死身五人組は、買う物もあればお金も持っているという……理想的な状態。かなり長い間、戦闘ばっかりしていて出費が無かったですからねえ。あれやこれやと武具や消耗品を仕入れたり、お祈りをしてスキルアップしたり。不要と思われる物を売っぱらったり……。なにしろ、船長さんがいないので、トロイまでトロトロ歩いて行くんでしょうから……。荷物は軽めに、でも使える物はしっかりと量を持って、と。旅の基本ですね。しかし、それだけで終わらないのがこの一行……。


「久しぶりだ。今夜は呑むぞ! わっはっは! ニンジンネクタル!」
ヘラクレス! 飲み過ぎはいけませんよ!」
と、ヘラクレスさんとシュキオンのひと騒ぎがあったのかどうか……? でも、町を救った英雄ですから、きっと町長さんからおごってもらったりくらいはあったんじゃないかな? ヘラクレスであろうが無かろうが、主人公たちは地元の英雄ですね!


ところで、ギリシャ神話ではトロイまでのとんでもなく遠い船旅、そして帰ってくることの苦難が、トロイア戦争オデュッセウスの冒険物語として語り継がれています。例の「トロイの木馬」のエピソードがあるアレですね。海路ですらとても大変なのに、今回は陸路。どれだけ大変なんだろうなあ。まあ、不死身だから死ぬ心配こそないけれど。


呑み過ぎに気をつけて一泊休憩し、さわやかなる朝。さあ、いよいよ東の国「トロイ」に向けて、新しい旅の始まりだぁ!


……と、気合いを入れて歩いていると……、なにやら巨大な建物が後ろからやって来た!
移動要塞? 巨大な木馬……です。これは、アレだな! トロイの木馬作戦! 姫様が口実を付けてくれたので、一行を乗せてもらえることになりました。ご親切(?)は一生忘れませんわ〜!


歩かなくていいってすばらしい。あんなに距離があるのに、こんなにグングン進んで行きます!
で、動力はなんでしょう? エーテルってこんなこともできるんだねえ、と、プレイヤーはひとりで納得していましたが、どうやら物事はそう簡単じゃないらしい。
怪しい吠え声に、あの怪しい紫色の血の跡が点々とする木馬内……。イヤな予感が……。


やはり、アレがありました! 倉敷でもクラ吹きでもない、そう、「クラシク」……まちがえた、「クラシス」のご登場!
わーん、さっきぶっ壊したばかりじゃないかぁ! 結局はクラシスを破壊し、拘束されていたモンスターと戦闘に……とほほほほ……。
勝敗と旅の行方はまた次回!