「大合奏バンドブラザーズDX」でClappingしてみる?

大合奏バンドブラザーズDX

大合奏バンドブラザーズDX

シンプルに打ち込みをやるだけでもバンブラはかなり楽しいですね。
で、ともかくシンプルに打楽器の曲で簡単に入力できて演奏効果が高いものを考えてみて、思い出したのがスティーヴ・ライヒSteve Reich)さんの「Clapping Music」。あるパターンのリズムを八分音符1個だけずらしていくのですが、これがなかなか面白い。高校の音楽の授業でやりましたが、奥が深いし、リズム感が良くなります。


残念ながらJASRAC管理外のようで、打ち込んでも配信ができませんが……でも、譜面自体はめちゃめちゃ簡単なので、配信できなくてもいいかもしれないですね。
楽譜はこちらのページに出ていました。「Clap 1」はずっと同じリズムパート、「Clap 2」が難しいパートで、八分音符1個だけずらしていくわけです。1パターンは12回リピートですが、個人用に作っておくなら6回とか4回に短縮しても良いかもしれません。全部入れると結構長くなるので、バンブラ作曲機能の仕様確認をしておきましょう。最大120小節ですから、1パターンのリピートは8回か9回、切りのいいところで8回にしましょうか……。あ、でもバンブラでは拍子が4/4か3/4しかないです。Clapping Musicは特に拍子記号が無いですが、ムリヤリ付けるなら12/8=事実上は3/2拍子。ということは、3/4拍子ですべてを16分音符単位で入力して、テンポは80〜92(今回は80で)、1パターンは8回分繰り返してコピー&貼り付け、とすれば入りますね。


実際に手拍子でやるとこうなります。なかなか面白いんですよ。

大学のときなら、こういうお遊びをやれる友達がすぐ見つかったんだけどなあ。


それから、JASRACで検索していたら、似たような曲らしいもので、こんな作品を見つけました。

このCDに入っているようです。
福士則夫作品集 星々の降りそそぐ秋(とき)へ-現代日本の作曲家シリーズ28

福士則夫作品集 星々の降りそそぐ秋(とき)へ-現代日本の作曲家シリーズ28

キーワード「Clapping Music」でJASRAC検索で出てきたので、たぶん発想が似ている曲なのでしょう。
こちらは邦人作品ですし、JASRAC管理曲ですね。どうなのかな? バンブラ向きなのかな? 拍子などの制限を考えると無理かな……楽譜見ていないけれど、現代音楽って変拍子とかありそうです……。

2008/06/28追記

「Clapping Music」。「大合奏バンドブラザーズDX」で作ってみました。
製作中の画面。こんな感じで入れて行きます。先ほども書きましたが、今回は原曲の指示にある12回繰り返しではなく、8回繰り返しで入れています(12回は入りきらないので)。テンポは80です。


Clap1パートの冒頭部分の画面写真です。

音源は「ワダイコセット」の「↑ヒョウシ」(拍子木かな?)を選択。ずっと同じパターンが続きますので、1小節目を入れたら、「編集」で1小節目をタッチペンですべて選択し「コピー」、すぐ「貼り付け」ボタンを103回タッチすれば完成です。全部で104小節になります。



Clap2パートの途中部分(9小節目)の画面写真です。

音源は「ボンゴセット」の「←ハンド」(ハンドクラップ=手拍子かな?)を選択。左端ギリギリにある8小節目の最後と比べると、拍がひとつずれているのがお分かりいただけると思います。こちらは8小節ごとにパターンが変わるので、1小節目を入れたら、「編集」で1小節目をタッチペンですべて選択し「コピー」、すぐ「貼り付け」ボタンを7回タッチ。次は9小節目になるので、同様に9小節目を入力してコピー&7回「貼り付け」……これを繰り返していけば完成です。パターンは9小節目、17小節目、25小節目、33小節目、41小節目、49小節目、57小節目、65小節目、73小節目、81小節目、89小節目、97小節目で変わります。全部で104小節になります。


やることはシンプルですが、リズム感や集中力が鍛えられますね。Clap 1パートは同じことの繰り返しですが、Clap 2パートにつられそうになりますし、Clap 2パートはパターンが切り替わったところですぐに行けるかが勝負所です。コツは早めに3連続で叩く拍を見つけてそこから同じリズムをやることでしょうか。
バンブラをお持ちの方、良かったらやってみてくださいね。結構面白いですよ。