Adobe Readerの「小冊子の印刷」で、用紙の消費量を効率的に四分の一に減らそう

普通に両面印刷にするだけで、用紙の量を二分の一にできます。また、1ページあたりに2ページ分の原稿を印刷すると、それでも二分の一にできます。ということは、両面印刷にしつつ1ページあたり2ページ分の原稿を印刷すると、1/2×1/2=1/4で、四分の一の紙の消費量で良いことになります。まあ、プリンタが両面印刷に対応していることが条件ではありますが。


とりあえずWindowsの場合で書いておきますが、Macでも大筋では同じだと思います。

  1. 原稿をPDFファイルとして保存する(やり方は省略。MacintoshではOS標準でPDFに書き出せますし、Windowsも各種PDF書き出しソフトを利用できます)。
  2. Adobe Reader 9」でファイルを開く。
  3. 「ファイル」の「印刷」で以下を設定。
    • まずは「プリンタ」を適したものを選択。
    • 「プロパティ」をクリックし、プリンタドライバ側で「A4、縦長、紙1枚あたり1ページ、両面印刷、左綴じ」に設定。「OK」で「印刷」ダイアログボックスへ戻る。
    • 「ページ処理」の「小冊子の印刷」で「両面で印刷」に設定。「綴じ方」は同じく「左」綴じで。
    • *1
    • あとは印刷するだけ。


印刷されたものを1部ずつまとめ、半分に折ってそのままステープラーやガチャックで留めれば簡易製本も終わり。紙をいちいち並べなおす必要はありません。だから「小冊子の作成」は非常に便利なのですね。数ページ程度なら留めなくても何とかなりますし。
10〜20ページ程度の小冊子*2や、ちょっとしたマニュアル程度ならこれで十分です。

2009年9月16日(水)追記

この応用で、4つ折りのA6版に出力する方法を考案しました。裁断する必要はありますが、用紙は8分の1の消費量になります。
Adobe Acrobatの「小冊子の印刷」で4つ折りの折丁を作ろう」をごらんください。

*1:この例では「Microsoft XPS Document Writer」になっていますが、もちろんお使いのプリンタドライバを選択して作業してくださいね。プリンタ名を表示したくなかっただけなので。

*2:某イベントでのコピー本くらいならたぶん……。行ったこともないですけどね^^;