今週の月曜日まで開催していた「イマキュレートハート作品展」の自作品を振り返ってみたいと思います。写真はおおざっぱに個人的にケータイで撮影したものなので、画質はよくないですが。正式な記録写真の方ではもっといいものを撮影しているのですが、まあ、とりあえず、振り返る分には十分かと思いますので。
今回は、スリットを空けた円盤にパラパラ漫画を1コマずつ描いて、その図柄を鏡に映すと動画になって見られるという作品を作りました。裏には黒い画用紙を張り、全体をパウチして丈夫に仕上げています。
元ネタは、ある地域子供祭りで見かけた回転盤。アニメの作り方を子供に教えるワークショップをおこなっていたのです。これが面白かったのと、「時間の連続性」「無常思想」といったテーマ性を感じたのでやってみたのです。
全体の作品名は「ころりとまわす・ぱらぱらマンガ」ということで「ぱらころ」。ひらがな4字は流行のネーミング方法でもあります。説明キャプションは親しみやすさを心がけましたが、もう少しイラストの割合を大きくしてもよかったかもしれません。
1点1点はこのような感じ。
- けんだま
- こころのほし
- 月の満ち欠け
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- 一番きれいに形の変化がわかる作品。
- どうせなら、皆既日食にすればよかった……描き方はかなり似ているので。
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- 非常口
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- 搬入日に会場の場所割り当てが決まったときに思いついた作品で、最終日のみ公開しました。
- あの非常口のヒトが走る様子はなかなかコミカル。
- 動くピクトグラムは今後もやってみたいテーマです。意外性がありますし、面白いし。
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子どももおとなもみんな楽しんで遊んでくれたようです。それが一番よかったことです。
自分の作品は体験してナンボというのがモットーなので、遊んでもらわなくっちゃ!
反省点としては、もっとサークルカッターに使い慣れたり、普通のカッター切り込みの入れ方を丁寧にするなど、仕上げをきれいにする技術が未熟だということ。
それから、直前になってようやく制作する気になって、出来上がってみたら思っていたより面白かったので、もっと早くからやるべきだったということ。一番楽しんだのは作者ですから。
奥が深いテーマです。たった12こましか使えないぱらぱらマンガで、どうやったら面白いかもそうですし……一発芸でできるし、ある程度はIllustrator上でシミュレートできるとはいえ、作り上げて回してみないとどのように見えるかわからない。でも遊べて面白いので。
来年もこのテーマで作ろうかな?
今からまた新しい作品を作ってみたいと思います。今年はかなり試作品公開に近い状況で、まだまだ形にしていないネタがいろいろありますから。