使われるのか、使うのか

PCは使わされる道具。Macは使う道具。
とか思っていたんですけど、そういう定義をしていることが愚考のように思えてきました。
全部、使う道具だと思っていたほうが面白い。
縁あって、そのアプリケーションやそのパソコン、その機材に出会ったのですし。


最近は本当にいろいろなアプリケーションが出てきていて、価格帯も無料から数十万円とてんでんばらばら
Word的な、原稿書きソフトひとつにしても、Office Suiteもマイクロソフト社だけとは限らず。
Google Docsみたいなクラウドアプリもあるし。


自分自身がくいっぱぐれないために、Adobe Creative Suite 4 Design Premium アカデミック版を買うことにして、CS5が出るギリギリですが発注中です。
今なら、長い目で見てもMacBook Black用にCS4をインストールして勉強できるし、数年先にMacを買い換えてもCS5を使えるので。
PhotoshopDreamweaverを使える人、という求人は不況でもそれなりにあるし。


でも、最近は冒頭の言葉で言うところの「使わされる道具」に、Adobe Suiteがなりつつある気がします……自分の中で。
本当は『Lineform』や『ピクセルメーター』を応援したいんですよね。
家庭用と侮るなかれ。結構つかえますよ、あれ。


そういえば、Adobeじゃないけど……最近、『クォークエクスプレス』はどうしているのかと思って、クォーク社の日本法人Webサイトを見てみました。元気にやっているみたいです。
でも、印象としてはAdobeの攻勢に圧倒されてしまっている気がします。たしか、Mac OS Xへの対応が遅れたころから、あんまり聞かなくなってしまったんですが。『InDesign』が日本語環境をきちんと開発したせいもあって。まあ、PhotoshopIllustratorを作った会社がDTP編集ソフトをも作ってしまったら、それは親和性が高くて当たり前ですよね。


マスターページを作ったりとか、きちんとしたDTPができる低価格ソフトウェアも、そろそろ出てきても不思議じゃないです。
Windowsでは『パーソナル編集長』という名作がありますが、Macでも。まあ、一応『iWork』の『Pages』がそれといえなくはないですが……あれ、マスターページとかの機能はないですし。まあ、DTP的なツールというか、学術出版の分野では『TeX』という最強環境がありますが……。
英語版ではオープンソースの『Scribus』というツールが出ているそうな。


自分自身がいま抱え込んでいる問題。
他人のサポートで食べてきているので、いろいろなことに詳しくはなっても、自分自身が何をしたいのかがあまり明確には無いということ。
これは大学在学中からずーっと抱え込んでいたような気がする……。


というか、自分のやりたいことが見つかっていないから、サポートで「とりあえず」食べているのかなあ。
パソコンの勉強は好きだし。ひと様をお助けするのも好きだし。
でもなあ……なんだかなあ……それでいいのかどうか……。
便利に使われているわけではない。自主的にいろいろと工夫をして仕事をさせていただいている。
でも、たとえばの話、「サポート道を突き抜けろ」くらいの気概が、今の自分に無いのはなぜなんだろう。