今週のお題「ブログを始めたきっかけ」について

今週のお題に投稿してみます。
といっても……はてなダイアリーが初めてのWeb日記だったので、ブログっていわれてもイマイチぴんと来ていない、です。はてなダイアリーはてなダイアリーだし、ブログという風にWeb-Logというか、Web上のニュースにツッコミを入れる、という言葉が語源なのと、ちょっと自分の中で相容れてないんですよね、まだ。
というわけで、Web上での日記を、「はてな」で書き始めた理由です。


「ユーザー登録から本日までに日記をつけた日数:1529日」と、aboutページにあります。もう5年近くになるんですね。
データ置き場、インデックス置き場として使っている過去日記の場所を除いて、最初の日記はごあいさつ - Yunyの鉄は、熱いうちに鍛て。にあります。
まあ、このときはBlogだと認識していたんですが。ほかのはてなダイアラーの方々と交流があったり、はてなダイアリーの成り立ちを調べてみたり、Blogという言葉の正確な語源を知ったりしていくうちに、ここはBlogというより日記だな、と思うようになっていったんです。


ま、それはともかくとして。


基本的に文章を書くこと自体は昔から好きでした。大学時代も文章もののレポートは苦にならなかったし、書くことが無くて困る、ということもあまり経験していなくて。
でも、マイメディアとしてのWebサイトは、はてなと出会うまでは作ったことがありませんでした。Webに関する知識や技術はそれなりにありましたが、大学の課題をこなすためだったり、仕事で学生に教えるためだったり、友人のヘルプとして習得したことだったりして、自分の中にある物を発表するための道具としてWebの知識を使ったことがあまり無かったのです。


そんな自分がはてなと出会ったきっかけは、Googleでいろいろと検索していたら、上位のページにはてなダイアリーキーワードが良く見つかったことだったと思います。
ジャンルを問わず結構いろいろ書いてあって、Wikipediaと比べて個性やアクの強い解説になっていることが多かったのです。


そして、はてなダイアリーキーワードを書くためには、はてなにユーザ登録することが必要であることが分かりました。なるほど、会員制のキーワードだから、個性が強いのかな、と、腑に落ちました。
割とヒトが見える日記サイト。辞書も作れる日記サイト。ここでなら何か面白いことができるかもしれないな、ということが分かってきて、ユーザ登録して書き始めました。ただ、はてなダイアリーキーワードを書くためには、はてなダイアリーに慣れてある程度文章を書けるヒトに書いてほしいらしく、はてなダイアリー市民として、一ヶ月程度日記を書くことということも分かりました。ですから、市民権をゲットした時は本当にうれしかったのを覚えています。


あれからいくつものキーワードを作ってきました。ことばの辞書だけではなく、趣味があるヒトが日記で参加する「はてなダイアリークラブ」、というのもありますし。プレゼントキャンペーンに応募するキーワードに参加するのは、インターネットらしくて面白いと感じましたね。はがきを出したり、メールを書くのではなく、Web日記を書いて応募する。マーケティングをする企業さんも、いろいろなコメントを広く読めて有意義でしょう。
自分自身が書いたキーワードでは、「トロンボーン」への大幅加筆が特に印象的です。
トロンボーンというすばらしい楽器を演奏者的に解説する、それから笑いも取る(ここ大事!)というページが、広い広いインターネットの中に1ページくらいあってもいいじゃないですか。あのページに書いたことは全部経験談で、トイレ掃除に使うスッポンでミュートを作るというのもそうです。ただし、私は学校のトイレの備品のスッポンを勝手に破壊してミュートを作ったことはありませんけど!


でも、書くことが好きだと言っても、ツィッターは未だに使おうと思えないんですよ。刹那的すぎるというか。たしかに、その時の最新の言葉を出せるというのは便利なのですが。
結果を常に出しているヒトのツールじゃないかな、というか。強者のためのツールに見えてしかたがなくて。思考の経過を延々と書くのには、やっぱり日記の方が向いている気がします。文字制限も事実上はほぼありませんしね。たしか、はてなダイアリーは1日あたり6万文字くらい書けたと思うので、普通の日記としては十分すぎるでしょう。


私はたぶん、はてなダイアリーだったから日記を書き始めたのかもしれません。
うまく説明できないのですが、インターネットで何かを始めて見ようか、と思い始めた当時は、まだまだ日本にブログというものが上陸したばかりでした。国産のブログ業者は、ココログはてなと、あとはMovable Type系の各サイトさんと、tDiaryくらいだったと思います。それを考えても、キーワード機能のことを考えても、そこに「はてな」があったから書き始めたんだろうな、と。


日記を書き始めてから、はてなさんの動向を追っていたら、いつの間にかインターネット業界の動向も自分なりに分かってきました。技術的な解説は親切なダイアラーさんがキーワードに書いてくれたりしますし。はてなブックマークができてからはさらに便利になりました。



ここで……「はてな」で書き続けられることって非常に大切です、私にとっては。
最近、とあるサービスを閉鎖せざるを得なかったはてなさんには、だからこそ前向きにいてほしいと思います。私利私欲のためだけに使われがちな部分が目につくインターネットですが、人間をもっと信じてみてもいいと思っているんです。人間が開発し、人間が利用しているんですからね!