氷室冴子作品はネットで読めるか?

ここ数日、氷室冴子先生&山内直美先生の「ざ・ちぇんじ!」「なんて素敵にジャパネスク」を読みたい、な、ということで、いろいろ調べていました。
まず、著作権料→著者還元の問題から、新古書店、漫画喫茶 or貸し漫画サービスのセンは最初からなしに。
残るは、実本入手=書店やネット書店、または、電子書籍、ということで。


電子書籍検索にはダ・ヴィンチ電子ナビが便利でした。


集英社コバルト文庫はクラシックな作品を電子書籍化していて、『http://www.shueisha.co.jp/digiyomi/cobalt.html』で紹介されています。『なぎさボーイ』などもあるようですね。
……なんか、『マリア様が見てる』がほぼ全巻あるんじゃないかな? 圧倒。
ともあれ、電子化されているみたいですね。よかったよかった。


山内先生によるコミック版の電子版はちょっと探し中です。
ただ、iPhoneで安定動作して安心して読めるような、日本語コミックのアプリケーションがあまりないことは大きいですね。玉石混淆すぎるし、読み込みアプリは増える一方。ダウンロードしてから1年しか読めない契約だったりするし……。あるブックサービスで買った本を、ほかのブックサービスのリーダーに通すことはできないのが不便。
また、まだまだ価格が高く、新刊の電子版リリースも遅く、新古書店のユーザをつかむまでには至らないような気がします。
物理的な在庫を持たずに済み、多少古い本でも、著作者や出版社に利益還元され、消費者としても物理的な意味での書庫を持たなくて良いというのはかなりメリットが大きいのですが。


ちなみに、新宿などでリアル書店を数店回ってみましたが、「なんて素敵にジャパネスク」の漫画版は置いてありましたが「ざ・ちぇんじ!」漫画版は見当たらず。
というか、先日発売された

月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! (コバルト文庫)

月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! (コバルト文庫)

を置いてある所があんまりない!
地元の、ライトノベル文庫やコミックに力を入れている書店でも見つからず。
コバルトはずっと置いてくれているんですけどねえ。
発売部数が少なかったのか、厚みがすごくて入荷点数が少ないのか?


ところで、「ざ・ちぇんじ!」の小説版について、紀伊国屋書店の2010年「ビブリオバトル」で取り上げられたようで、Youtubeに動画が残っていました。

文化人類学専攻の方の紹介です。書評動画という意味でも面白い資料ですよ。