34の最後の日

このマイ年度もそれなりに忙しく過ごさせていただいたなあ。
一番大きかったのは、所属組織が変わっても同じ仕事を同じ場所で続けさせていただいたことかもしれない。それだけ、今の場所は居心地が良くて……時々困る。ここ以外でシゴト、できるのか私!? みたいな。
祖母の介護と家事手伝いの名の下に家に閉じこもっていたのに、転職活動を始めたのは、6年前の今頃だった。自由演奏会で元気をもらって、やっぱり働くのが良いって思って、公的機関に頼り、パソコンサポートでも教育畑という今の場所を教えていただいた。あの6ヶ月間は、高校受験以来のプレッシャーだった気がする。
ただ、やっぱり基本的には非常勤的ポジション。いつ切られても文句は言えない。それだけが不安。やっぱり、そこはビジネスだから、仕方が無い。


サポート業務、本当に楽しい。
今もシゴトで何本かマニュアルを書かせていただいているけれど、DTPやデザイン的な勉強をしたことと、自分がサポートの現場で感じたこと、それぞれを生かしつつ形に出来る。それがたまらなく楽しい。
だいたい、ここの日記でさえ、サポートテキストやらマニュアルやらを書くことがたまにあるほどで……。
本当に楽しいんだよなあ、ITサポート。
電話を取るときだけは、まだまだ緊張してしまうけれど。現場に行けばこっちのものだ。何にお困りか、すぐにお答えを出していくのは、ヒトの役に立てるのが楽しいのももちろんあるけれど、ライブのクイズ感覚もあり。遊んでいるって意味じゃなくて、謎を解くような楽しみで。知らなかったことを職場の先輩方に教えていただいた時のなるほど感とか。
そういえばこのシゴトは、34年前には存在しなかった。ここまでパーソナルコンピューティングが一般化するなんて、34年前の誰が予想していただろうか?


『サンスーピュータ』っていう電子玩具にハマった幼稚園時代を思い出す。あれは、小型コンピュータの形をしていて、四則演算のクイズが次々に出てくる知育玩具だった。
*1
今の私のポケットの中にはiPhone4S。小さなパーソナルコンピュータ。世界への窓。
でも、本質は変わっていないのかもしれないな。
三つ子の魂百までも。


今も、シゴト以外に友人のサポートをとりあえず3件抱えている。
どこまでがシゴトで、どこまでが趣味なんだか、もう、自分でもよくわからないくらいだ。
家ではパソコンなんか見たくないっていうタイプのサポータさんもおられるみたいだけれど。私はむしろサポートをしながら学びで遊びたい方だし……。


この環境に巡り会わせてくださった、すべての人々と偶然に感謝。
もっと前に進めたらいいなあ。

*1:あの、全問正解も良いんですが、1問くらい間違えてくれても……。あの『ビビビビッ』っていう間違いBEEPも好きだったので……。