クィーン・オブ・ベルサイユ〜大富豪の華麗なる転落

個人邸宅としては米国国内最大の、ベルサイユ宮殿を模した大邸宅を建設していたある富豪が、リーマンショックにより転落して行くというドキュメンタリー映画
本来はすごい豪邸が出来るところの記録映画のようなものを考えていたそうですが、予期せぬ出来事でこんなことに。リーマンショックってこんなに影響が大きかったのか……と改めて思いつつ。
アクション映画などとは違って、淡々と進んで行くので……どうしても少し眠気が……。なので、途中、自分のなかで抜けてしまったシーンがあるのですが(残念。まあ昨日眠れなかったし)。観る前にコーヒーでも飲んでおけば良かったかも。

一番強く思った事は、人って危機になってもなかなか変われないものだなあ……と。それから、お金を支配していたはずの大富豪……経済的大成功者が、お金に使われていくようになる過程が……痛々しいというか。
以下はネタバレ注意!!











ここから。
人がそうそう変われない、ということ。
特に、クリスマスプレゼントの買い出しの仕方とか。
そうでなくても広い家のはずがモノに埋もれてしまうとか、沢山の犬を飼いすぎて自宅のあちこちに飼い犬の糞が、とか(メイドが少なくなったので手入れが廻らない)。飼っているトカゲの死とか……。
経済はどんどん変わって行ってしまうのに、人が変わって行くのには時間がかかるものです。ライフスタイルのレベルを、今の経済状況に合わせて落とすことって難しいのですね……。
無かったら買えば良い、という状況がありありと描写されていて。


今あって当たり前のものや環境が、もしも無くなったら生きて行けるのか。
そういうシミュレートをしておくことも大事なのかもしれません。