Appleさんの公式認定資格って?

だいぶ前には日本語で提供していて、日本国内のApple認定のトレーニングセンターで受けられた、Apple公式認定の資格。
結局、毎年OSは更新されるわけで、いつの間にか日本語提供をやめてしまったようで。
いろいろ検索していたら下記が引っ掛かった。

URLはYosemiteで試験内容はEl Capitanなんだけれど。
まあともあれ、ここから一応公式ガイドブックをダウンロード。
一般的なユーザが(ここではApple系の技術職ではない的な意味)日本国内で受けられるのは、結局のところ『Mac Integration Basics 10.11』のみみたいだ。WindowsのネットワークにMacを参加させるためのHow toの試験。
これは自宅受験ができる(ということはノートの持ち込み可能ってことか)。
ただし英語で問題が出る(辞書の持ち込みくらい許してほしい)。
一番近いところで試験会場は韓国になってしまうけれど(どうも日本のトレーニングセンターはないみたい)『Apple Certified Support Professional (ACSP) 10.11』の方がさらに一般的な基礎を扱っている。この参考資料も先ほどのページにあり、さらっと見てみたら技術英語の入門にもよさそうだった。
で、やっぱり英語なんだなあと思っていたら、『Mac Integration Basics 10.11』の日本語のページを見つけた。

ここからアクセスできるiBook版は英語だが、PDF版は日本語になっていた。
まあ、結局は日本語での受験そのものはできないようなのだけれど。

いろいろ考えた挙句、『Mac Integration Basics 10.11』を英日対訳で勉強できるようにしてみた。
つまり、白紙のルーズリーフに、左ページは英文、右ページは和文になるように印刷した。
B5のルーズリーフを使ったら、拡大縮小率は95%でちょうど綴じ穴の脇まで印刷できた。
ただし、日本語の方が若干ページ数が少ないため、下記のように工夫が必要。

  1. Mac Integration Basics 10.11の英文版をダウンロードし、Adobe Acrobat Reader DCで片面印刷。B5ルーズリーフでは、拡大縮小率は95%。綴じ穴が右(つまり左ページ)になるようにする。
  2. Mac Integration Basics 10.11の日本語版をダウンロード。
  3. 英語版の表紙の紙は抜いて2ページ目からプリンタにセット。綴じ穴が左の右ページになるように、用紙をそろえる順番や表裏、印刷の向きに気を付けること。
  4. 日本語版の1〜30ページを片面印刷。拡大縮小率は英語版と同じく95%。
  5. 英語版の32ページ目『Printing』の紙を抜く。
  6. 日本語版の31〜35ページを印刷。
  7. 英語版の38ページ目『Instant Messaging』の紙を抜く。
  8. 日本語版の36〜51ページ目を印刷。
  9. 白紙を1枚セットし、日本語版の52ページ目(ラスト)を印刷。

時々左右の内容がずれるものの、だいたいの部分は対訳版として使えるように印刷できた。


Apple Certified Support Professional (ACSP) 10.11』のテキスト、『OS X Support Essentials 10.11』については英文しか見つからなかった。こっちの方がいろんな人が知るべき内容だと思うんだけどなあ。
ともあれ素直に印刷したので、単語を調べながらやってみようと思う。


ちなみに、以前の話だけれどMacの老舗専門雑誌『MacFan』の2016年7月号には、Macの検定試験のような問題集の冊子がついていた。電子版にもついているかは知らないけれど、なかなかよくできていたので、試験を受ける感覚でMacのこと勉強してみたい向きにはバックナンバーをお勧め。なお解答はホームページで発表になっていたが、正解以外の選択肢は省略されているものの、解答だけを読んでみても勉強になるかと。


ところで、El Capitanの話ばかりしているが、macOS Sierra‎の試験や資料はまだ発表になっていないようなのだ。まあ、そんなに内容は変わらないだろうから勉強して損はないし、まだまだEl Capitanの知識は必要だし。いいんじゃないかな、これで。まずは。
さすがに韓国まで行って受験はできないけどなあ。家で取れる方は取って、名刺にApple Logo付で資格を書いてみたいなあ。なんてね。