いうほど吹奏楽に詳しいわけではないのだが、吹コン課題曲っていい曲が多いなぁ、と改めて思う。
現代曲には、プロでも大変そうと言われたものもあるが、現代の高校吹奏楽のトップバンドはプロ顔負け。入門レベルの曲からトップの目標もフォローした楽曲群で年間4、5曲の新作供給。
それに、朝日作曲賞にしろ委嘱作品にしろ、吹奏楽連盟の監修のもとに作られる。曲の構成、楽譜の印刷クオリティから、フルスコアの整備状況、パート譜がしっかりしている、楽譜が低価格、音源もあり。
さらに吹奏楽雑誌でアナリーゼされるなど、本当に至れり尽くせり。今ならプロや音大、一般バンドにより、ネットで参考演奏や参考記事も豊富。
数年前の曲ならまだ吹奏楽連盟にて販売されていたり。昔の曲だって探せばなんとかなるのでは?
タイトルリストを眺めていたら、自然を描写したものが目についた。というか、なんでこんなに海・風・空・地ばっかりなんだろ? ここはガラスの仮面に何故かあやかって、風火水土な課題曲って事で、毎年4〜5曲くらいのオリジナルになった昭和50年ごろからそれっぽいタイトルのをピックアップしてみることにする。
出典元は下記なので、詳しい年代と作曲された方のお名前などはそちらで。ともかくタイトルリストを見るだけでなんでって感じなので!
独断と偏見で選んだ風火水土な課題曲リスト
- 吹奏楽のための序曲「南の島から」~沖縄旋律による~
- 「北海の大漁歌」
- 行進曲「青空の下で」
- 「サンライズ・マーチ」
- コンサート・マーチ「テイク・オフ」
- 「風紋」
- 「渚スコープ」
- マーチ「ハロー! サンシャイン」
- 「風と炎の踊り」
- 吹奏楽のための「風の黙示録」
- 行進曲「マリーン・シティ」
- 「コーラル・ブルー」~沖縄民謡「谷茶前」による交響的印象~
- 「そよ風のマーチ」
- 「スター・パズル・マーチ」
- マーチ「潮煙」
- 「雲のコラージュ」
- 「はるか、大地へ」
- マーチ「ライジング・サン」
- 「五月の風」
- 「稲穂の波」
- 「マーチ・グリーン・フォレスト」
- 行進曲「K点を越えて」
- 「道祖神の詩」
- 行進曲「虹色の風」
- 吹奏楽のための「風之舞」
- 「鳥たちの神話」
- マーチ「春風」
- 「サンライズマーチ」
- 「海へ・・・吹奏楽の為に」
- 「風の密度」
- コンサートマーチ「光と風の通り道」
- マーチ「ブルースカイ」
- マーチ「晴天の風」
- 「天馬の道~吹奏楽のために」
- 「火の断章」
- マーチ「青空と太陽」
- 吹奏楽のための民謡「うちなーのてぃだ」
- 汐風のマーチ
- 「吹奏楽のためのスケルツォ 第2番」≪夏≫
- 天国の島
- 南風のマーチ
- 行進曲「希望の空」
- 祝典行進曲「ライジング・サン」
- 「天空の旅 -吹奏楽のための譚詩-」
- マーチ「プロヴァンスの風」
- 「暁闇の宴」
- 「マーチ・スカイブルー・ドリーム」
- 「焔」
- 「マーチ・シャイニング・ロード」
- マーチ「春風の通り道」
- 「古き森の戦記」
多いと、その年度の曲の2曲とかが自然関係。少なくとも数年おき。やっぱり、青春をイメージするとこうなるのかな。
この国では毎年のように自然をイメージし完成度の高い吹奏楽曲が供給されているのだ、という発見のお話。