ついに鬼岩城編へ…!

子どもの頃に好きだった漫画が、今の技術でアニメになると本当にすごい。
美少女戦士セーラームーン』しかり。
そして…『ダイの大冒険』しかり!
先週は今までの総集編でしたが、今回から新規展開へ。世界最強の剣を求めてロモスを後に、パプニカ、ランカークス、デルムリン島!
漫画では冒険感が面白かったところですが、アニメではテンポ重視。人の話から手がかりを見つけて先に進めるドラクエらしさと、アニメらしいスムースな流れの良さを合わせたような演出になっていました。
それにしても、これでブラスじいちゃんには最終盤まで会えないんかなぁ。いきなりやってきて、なんだか家探しし始めて、片付けもしないで飛び立たれてワケわからんかったでしょうけど、成長した孫の背中を見守る優しくて大きな瞳が印象的。ポップがルーラを使ったのにも、元々は旧魔王軍の幹部だったほどの人なので驚きはない様子でしたね。そういえば、漫画版ではここのシーンのダイをかなり初期ダイのタッチで描いてるんですよねぇ。世界最強の少年勇者も、大好きなじいちゃんの前ではただの子どもって感じであれも好きだったんですけどね。
さて、ダイのリメイクということで個人的に最大の楽しみの一つにしていたのが、この中盤の大きな山場、サミットと鬼岩城編! 国連軍と巨大怪獣が戦うようなものなのですよ、現実の世界*1で言えば!
実際、当時のコミックスのはしがきで読んだ記憶では、如何に迫力があって作画しやすい構図にするか特撮映画のような打ち合わせで大変だったらしいです。
それを、今の技術でどれだけ魅せてくれるか。どうしても漫画では止め絵になってしまうのは避けられませんから(もちろん読者の想像の中では動いてますが)動画としてどんな仕上がりになっていることか。これまでもアクションシーンでは本当にすごい作画を繰り出してきた『ダイ』スタッフ。もしや先週の総集編は、鬼岩城編により多くの作画コストをかけるための布石だったのでしょうか…!
この章だけでも映画館で観たいです! IMAX上等!
あー、子どもの頃の自分に教えてあげたいわ〜。大人になったら、鬼岩城もアニメになってるよって。今の子どもたちの間でも結構なブレイクぶりらしいってちょいちょい聞くので、うれしいところですね。子どもたちに受け入れられなかったら、私も最後の戦いまで見られませんからねぇ。つくづく番組がコケなくてよかったわ……。旧ダイは放送局の番組編成都合という、作品のクオリティや視聴率、玩具の売れ行きなどとは全く関係ない原因で理不尽に終了してしまったのですよね。
ともあれ、次週からいよいよ鬼岩城、動きます……! 生きててよかったっ!

*1:現実には怪獣はいないとか野暮ですわ?