オムロンの体温計が古くて新しい技術を使ってて面白い

新型コロナ流行のずっと前から、体調管理のために起床時に舌下で体温計測して、Bluetoothスマホに記録、ってやっていました。
その時使っていたのが、たまたま地元のドラッグストアにあったオムロンの体温計。記録が楽なのを探していたら「スマホに結果を転送できます」ってPOP貼ってあって。体温計としてみたら高いやつでしたが、ガジェット好きの心をくすぐられ。
で、新型コロナ流行で脇の下計測のために体温計を調達。その時も記録が楽なのを探していたらまたオムロンの体温計に出会うことに。
こっちの体温計は、どうやらITの世界では古くからある使っているらしい。
昔、パソコンのプログラムを放送するラジオ番組があったって聞いたことがあるんですが。プログラムをカセットテープに音として記録していた時代なので、30年以上前のはず。ファクシミリとかも同じですね。あと、昔電話回線でのネット接続に必須だったモデムも同じ原理。
音の高低差でプログラムを表記する方法。広く見ればモールス信号にも近いかな。
報道を見る限りどうやらあれらと同じで、体温計の計測完了をお知らせするブザー部分の部品を利用し、あるルールで音を流してそれをスマホのマイクで拾い、瞬時に分析して体温や計測時刻などのデータを取得する仕組みらしい。
Bluetoothだと特別な部品が要りますが、この方法だと体温計に元々音が出るパーツはあるので、搭載するソフトウエアの改修で良いから低コストで済んだのだとか。

要は簡単に体温をスマホに伝えられれば良い、と。
このため、体温計それぞれに転送方法があるのに、アプリが共通で1種類となったおかげで、舌下用(Bluetooth)と脇の下用(音)で、同時に計測してほぼ同時に転送できるようになりました。
毎朝助かっています。
体感的には音で伝える脇の下の方が転送が早いです。こっちの方が技術的には古い物ではあるのですが、なかなか面白いもんですね。