自分で考えよう

新型コロナウイルス対策。
色んなことがいわれていますが、自分のアタマで考えて行動するのが大事だ、思うようになりました。
例えば、3月の3連休の前のころ。外出禁止的な警告が出ておらず、感染者数も低かったとはいえ、いうまでもなく東京都内でも各自の警戒は必要だ、と、いうのはみんな分かっていたはずです。で、あれば、あんなに花見やら、渋滞するほどの外出やらはすべきではないのは、ちょっと考えたら明白です。
それから、日用品の買い物で、1つ余計に多く買ってしまうのとかも。その余計な買い物が、その商品を本当に欲しい最後のひとりから奪ってしまうことにならないか。こういう時、余ったら友人や離れて暮らす家族にわける、というヒトがいますが、それは、その場で買って安心したいだけの言い訳だと思います。そうしたものは、往々にして受け取ってもらえず、あるいは渡したい相手も買っていたりして、余ってしまうものです。離れて暮らす家族にわけるっていっても、輸送コストを1つ余計にかけるわけです。送る相手方の事前許可を正確にとっての行動でしょうか?
このウイルス、もしも自分が感染してしまえば、家族など周りの人を、この自分が殺すことになりかねません(誤解しないで欲しいのですが、現に感染なさっている方々を非難する意図はまったくありません。悪いのはヒトではなく、ウイルスです……当たり前ですけど)。
自己中ではなく、自分たちをしっかり守ることをまずきちんと考え、余計なことや余剰なことはしないこと。
その手がかりになるのは、たとえば例の『3つの密を回避する』とか、日用品は普通の量をふつうに買うことをみんなが心掛ける限りは足りなくならないといった、全体的な状況を観測した科学的見地のメッセージをふつうに信じつつ、冷静に行動することです。こういうことすら下手に疑えば、状況はより悪くなります。
悲観的になりすぎずに自分で考えること。
これ、実はかなりむつかしいですけれども。