大学のオルガンプレイヤーの友人、島田真希子さんが出演するので聞きにいってきました。東京純心女子大学の卒業生を中心に、有志が集まってアンサンブルを結成して、めでたくファーストコンサートを開いたそうです。
めぐろパーシモンホール 小ホールにて。
都立大学の駅前でどっちに行くかちょっとだけ迷いましたが、まあ無事に到着。
曲はメンバー有志のソロ各曲。
最後にこのアンサンブルのリーダーでもあるソプラノの青木律さんをソロに、弦楽+管楽のアンサンブル(Vl,Vl,Vc,Hr,Hr,Fl,Fl,Organ)をもってモーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ(作品165)」でした。
音楽系の大学でも、卒業してしまうとなかなか演奏できる機会に恵まれないため、有志で演奏機会を創る事にしたそうです。
ホールの音響と声量のバランスがもう一つで、あとオルガンの響きがもう一つピリッとしなかった(楽器がホールになじんでないのかも?)のが非常に残念な気もしましたが、友人たちの積極的な活動ぶりに勇気づけられる思いでした。
島田さんのオルガンについて。母校のオルガン課程ではおなじみ、恩師でもある*1酒井多賀志先生の作曲による『「アメイジング・グレイス」の主題による変奏曲とフーガ(作品42)』はやっぱり懐かしい思いで聞いていました。今回は持ち込みの電気のオルガンだったのですが、やはりパイプのあるオルガンで聴くのが一番美しい。大学時代は毎日のように誰かがパイプオルガンやってて、それが漏れ聞こえてくるのが当たり前だったのですが、今思うとかなり贅沢な時間を過ごしていたのかなあ……。
この曲、弾く方はかなり大変らしいですが、おなじみのメロディがアレコレ変奏されるのがすっごく面白いんですよ。オルガンの魅力たっぷりなので、アメイジング・グレイスが好きな方には本当にお勧め。
ちなみに、先生のサイトのCD紹介のページ*2で曲の一部が試聴できます。「酒井多賀志オルガンリサイタル 第2集」のところにあります。
なぜかはまぞうで出てこないのが残念です。もし良かったら全編聴いてみてくださいね。*3