日本語の、ともしびを。

先ほど、aki73ixさんからお祝いしていただきましたが(id:Yuny:20040623コメント参照)、「頑張れ」と言わないで励ます表現の質問が、週間アクセスランキングでトップになりました。そして、今日で1週間なので、投稿時間だった昼過ぎにランキングから消えてしまいました。質問はこちらです。
http://www.hatena.ne.jp/1087446272


今朝は早出だったので、たまたま早起きし、このことに気が付きました。せっかくなのでスクリーンキャプチャしました。


この質問は、できる限り一答一会の気持ちで、ていねいにコメントを付けて行きました。そして、シャレっ気とぬくもりのある、はてにすとの皆さんに支えられ,72本のご快答をいただきました。たくさん、たくさん勉強になりました。この質問がタイムリーな悩みだった方や、ずっと同じ疑問を持っていた方からも、暖かいメッセージとアイデアをいただきました。


振り返ってみると,「がんばれ」の変形表現(がんばりましょう、など)や、「ぼちぼちいこう」「適当に」などの脱力系表現が多かったように思います。時代が、バリバリ孤独に突っ走ることより,ゆっくりと自分のペースで、人によりそって歩むことを求めているのでしょうか。


「大丈夫」など、安心させるための表現も、時代性と言えそうです。このごろは、日本全体に、先が見えないような緑青色の不安と、足元をほのかに照らす灯火のような橙色の希望が、揺れ動いているように思います。最近は変な事件が多いですが,人を安心させ助けようとする人もまた,同じ時代を生きているのですね。そういう人がいる限り、きっとこの日本は、世界は「大丈夫」だと、信じたいと思います。


この質問にご快答頂いた皆さんの、明日に灯がありますように。
見守っていただいた皆さんに,やすらぎがありますように。
ここから得た言の葉(ことのは)が、見知らぬ人々の心に届きますように。


最果てまで落ち込んだとき、なげくしかないようなつらいことにぶち当たった時、この中の一語が、そんな誰かを救ってくれるといいな−−−と、祈りを捧げたいと思います。
ありがとうございました。