もう憶測だの推測だの言えなくなりました。Jobs CEOが言っちゃった。Appleのニュースリリースにも載せちゃった。本当にやっちゃうんですね。
これまでも噂の段階で「いつかマックはインテルのCPU(Pentiumとか)を採用するだろう」的なことはいろいろ言われてて。私も聞いたことがあったんですよね、Mac OS XはインテルCPU版が存在するらしいって話とか、内部的には実はインテルCPUで動くようにも作ってあったりするとか。噂はいろいろ流れてたみたいで。
このニュースを聞いて思い出したのは、CHRPというパソコンの計画。
この話よりずっと前、それこそMac OS 8くらいの頃に、PowerPC上でWindows NTなども動かせるようにしようっていう計画があったそうで。モトローラのPowerPCのCPUをつかったWindows互換機もできる可能性があった話。つぶれた話ですが。
それに、考えてみればwindowsが爆発的ヒットをする前(Windows 95以前)にPC/AT互換機向けにMac OSを作っていたら、歴史は全然違う物になっていたはずが。
いろいろ考えていたら「このままPowerPCを使っていく歴史」「Intelと作っていく歴史」にここで分かれるわけで、なんだかパラレルワールド気分です。
で、なぜIntelとなのかについてはこちらですね。
「Appleの今後の製品では大量の電力を消費せずにパフォーマンスを引き出すことが非常に重要になるが、この点で、IntelのプロセッサはIBMよりもずっと先を行っている」
とのこと。
そういうことが理由なので、だから憶測でいわれている、エミュレータではなくWindowsが走るハードウェアとしての「Macintosh」とか、そういった可能性についてはまだ正式にはなんともいえませんが。一応、その方面の解説が出ています。
あと、Classic環境がどうなってしまうのか、数あるフリーソフトウェアなどはどうなっていくのかが気になります。Mac OS Xであれば大丈夫なのか。やはり書き換えが必要になってくるのか。
アドビは両対応できる体制を作るみたいですが。
一応、対応ツールは出すみたいですが、やはりそのままではダメみたいです。
ってことは、やっぱり今度こそ……「TAKESHI SAKAI'S GAME」ができなくなるということでもある……。*1
個人的には「Intel Inside」のマークをつけた林檎ちゃんになじめるかどうか、分かりません。ということでブランド的影響についての報道が無いか聞いてみました。記事を見つけた方、お答え頂ければポイント差し上げます。
って、多分、そのマークが付いたアップルパソコンになるっていうことでもありますよね?
マックだけ付けない、ということはIntel的には多分あり得ないはずですが(契約内容知らないけど)デザインどうなってしまうのか。企業体らしきマークが2個になるのは、デザイン的影響がデカイと思われるのですが。
今まで「G5 Inside」ってわざわざ宣言しなかったのは、戦略の違いもありますが、わざわざいわなくても「そう」であるのがMacでは当たり前だったから、であると思っています。
なんにせよ、その辺がどうなるかも……。2006年、どうなっているか……。