Mac+Intel=!?

Macintel。あり得ない。でも、そうなる。


個人的には以下の点が気になります。

  • QuarkXpressほかAdobeソフトウェアなどDTP系ハイエンドソフトのサポート。とくに、Mac OSと歩調を合わせるように進歩して来たPhotoShopはどうなっちゃうんだろうかと。単にOS書き換えでいいのかとか。名前が決まっているわけじゃないのでMac用のIntel製CPUを仮にMacintel CPUと書かせていただきますが、このままそのままじゃ多分Macintel CPUでは動かないはずで。あと、伝統的に大切にされて来た日本語環境。単にローカライズするだけでなく、ヒラギノフォント搭載、ことえりに特殊な機能を幾つか搭載するなど、育てて来た日本語マックテクノロジーの継承。ハードウェアとソフトウェアの細かい話には疎いのですが、こういった路線がCPU変更でおかしくなることってありえるのかなあと。(もともとMac OS XIntelでも動くような内部的仕組みが最初から入っていたってきいたことはあるけど、こういうのとそういうのって話が違うかもしれないし。Mac miniでのWindows版日本語キーボード「非対応」問題で悪しき前例があるわけで、変革を行った際の日本語環境がおろそかにされそうで怖い)
  • セキュリティの低下。Macがセキュアな最大要因は適度に低い普及率。実は結構セキュリティホールがあるらしいのですよね、Mac OS XMacintel化でどうなるか。Macintelに怒ったクラッカーがMacintel機種のみ有効な攻撃を考えるかもしれませんね。アップル、その責任は取れるのかなあ。
  • Macintoshそのもののブランド的な価値の低下。G5とIntel Insideの2つのロゴ。Macユーザがどちらを支持するかっていったら決まってます。Mac用にはIntel Inside戦略は採らない方がいいのではないかと思います。ぶっちゃけ、「パソコン界の天使」アップルが「堕ちた」と内心思っているユーザは結構いるんじゃないかと。(私もちょっとそういう気はしてしまう)
  • Macでビジネス展開するサードパーティメーカーのサポートの混乱。
  • Macユーザーコミュニティにおける文化的混乱。
  • Macintel CPUによる機種へのユーザーヘイトによる売り上げ不振、アップルへの経営的打撃。
  • 互換機Macの再来の可能性。
  • 株価への影響。


とりあえず思いついたことだけですが。
性能や経済性向上とブランド力はまた別のベクトルの話。この辺がすっごく気になります。