ネットの「こちら」と「あちら」をつなぐ橋

今まで、Webのサービスを見て、どういう背景があるからこそ、こんなサービスが廉価や無料で誰でも使えるのか、疑問になりました。本書は、その背景、そしてWebのこれからを考える礎になると思います。たとえば、P.122からP.129に載っている「はてなマップ」開発と梅田氏ができたての「はてなマップ」をとあるメーカーのトップに紹介したときのエピソードを読んでみると、ネットのこちら側の人の感覚と、あちら側を知っている人との温度差が良く分かります。ネットを使っている人が、誰かにこれからのネットの便利さを紹介したいとき、参考図書の一つとして使いたい本です。それから、Googleの凄さを知りたい人にもオススメです。