難攻不落! スターシップディフェンダーのエリア28とエリア30

難攻不落、とはこのステージのためにある言葉だと思わせる、DSiウェアの「スターシップディフェンダー」のエリア28と30。エリア29より武器の設置箇所が少ない28面の方が難しいと思います。攻略は大変でした。


先日、それぞれを念願のノーSOSパーフェクトでクリアできました。
その際のクリアマップをご覧ください。

エリア28

  • ミサイルは安価に買えますが、普通の敵にぶつけるとステルス状態のほかの敵にも誘爆できるというのがポイントです。このステージに限ってはマシンガンより使えました。ワイドミサイルにしてあるのは、スピードを上げるよりも反応領域を広くした方が結果的に連発できるからです。終盤近くなったらボムの活用ですね。ステルスにも効果があるので。ちなみに、小惑星接近で破壊されたのは右下側に設置したビームとブラックホールをそれぞれ1基ずつ。左上側は幸運にも命中しなかったのでクリアできたと思います。

エリア30

  • 一番上の左方右向きにスピードマシンガンがあるのがポイント。30面は28面ほどはステルスが出ないので、序盤はマシンガンを活用。あとは早め早めにブラックホールを設置し、しかもパワーをアップさせておくとかなり効果的でした。やはり、終盤近くなったらボムの活用ですね。


双方とも、エナジー20%アップを早めに適用しておいて、潤沢な資金力で武装することも重要でした。
ちなみに、これで全部のステージをノーSOSパーフェクトでクリアしました。最後に起こるイベントは階級名が最高位になることと、ともに戦ったVIX-2000の耳(?)にアンテナが生えること。アンテナはよく見ないと分からないくらいですが、結構なチャームポイントなので攻略の甲斐があったと思います。あれはなかなか可愛らしいので、エリア30までプレイできたなら一見の価値があると思います。


ところで、このゲームの面白さってどこにあったのでしょう?
自分としては「動く詰め将棋」じゃないのかな、と思っています。
シューティングゲームに見せかけた実質パズルゲームというか。ウォーシミュレーションに近い雰囲気も感じました。ただ単にクリアして先に進むだけなら力技やSOSカード頼りでもどうにかなりますが、ノーSOSパーフェクトを狙うなら、どこにどのような武器を設置すれば効果的なのか本当によく考えなければ無理です。コントロールパネルを見て、まだ入手していない武器があるようならば、ゲームを先に進めて武器を増やしてから再チャレンジすることも必要ですし。
基本的に敵の攻め手は決まっていて、こちらは防衛なので、じっくり考えて光明を見出すのが非常に面白かったですね。


ちなみに、同じ開発元の『リフレクトミサイル』も、かなり面白いゲームです。こちらはブロック崩しのような画面でいて、実質的にはパズルゲーム。今度は敵(というかブロック)の配置が決まっていて、こちらはミサイルを打ち出すということで、『スターシップディフェンダー』の真逆のように感じました。ゲーム自体はかなり進んでいて、最後の最後のクラスのを開くことができたので最終の50面を見ましたが、あれは難しすぎます……。


そうそう、同じ開発元の『エックスリターンズ』もだいぶ前にクリアしたんですよ。無機的な3DCGがかえって想像力を引き出すというのは面白かったですね。ゲームはどんどんリアルな画像になっていく一方で、こうした抽象的なものもある。考えてみれば、昔、サラリーマンから大量の100円玉を奪い去った『スペースインベーダー』も、自機の形は凸でした。それで何日でも何時間でもみんな夢中になり、一時期は日本中の100円玉の流通量がおかしくなったとか。
結局、リアルがいいとか抽象がいいとかいうことではないんでしょうね。そのゲームが表現すべきこと、ユーザに体験させたいことに対して優れた画像であれば。
スペースインベーダーは当時の技術的限界もありますが、やはりあのゲームシステムならシンプルなものが良いと今でも思います。
これは、現代のWebサイトやさまざまな書籍などにも言えることなのかもしれません。