前方後円墳と法隆寺

録画で見た。
明治時代に日本へやってきた鉱山技師、ガウランド氏。彼は考古学の趣味があり、日本の古墳を調査し、貴重な出土品を大英博物館に納めたのだとか。その収集物は現在では『ガウランドコレクション』と呼ばれており、土地開発などで今は失われてしまった古墳についてなど、様々な資料、写真、記録があるという。
うーん、日本に返還してもらうわけにも、いかないんだろうかなあ。
大英博物館のコレクションって、イギリスが強かった時代に世界中から持ち去ったモノが多いイメージが。まあ、ああいうところできっちり保管してくれたから、現代まで伝わった品々も多いのかもしれないけれど。


それはさておき。日本の古墳についての様々な発見、学者のみなさんの努力には頭が下がる。
それから。
自分の中での日本文化のイメージが、どうやら奈良飛鳥時代で止まっていることが分かった。
法隆寺などの仏教建築物は日本っぽいけど、前方後円墳とかは日本文化のルーツと思えていないようで。
最後の方で蘇我氏の墓と法隆寺がちらと出て、それでイメージしたことなのだけれど。
かの時代については、異世界の感覚がある。
歴史の流れを辿れば、前方後円墳とかを造ったのもまた日本人だと、頭では分かるんだけれど……分かっていないことが多すぎて、イメージができないんだろうな。


私たちはどこから来て、どこへ行くのか。