MacBook Pro Late 2011の電池交換をした

作業前に、現在の電池を55%まで使い切ってからシステム終了した。長期保存時には半分以上残したくらいにするって聞いたことがあったので。

サードパーティ製だが、保障が1年。割ときちんと質問対応しているし、バッテリーセルの改善にも前向きなようなので。あと手に入りにくいY型ドライバーとプラスドライバーが付いてくる。純正品の最大1000サイクルまではいかないようだけれど、費用対効果は十分かなと。

買った電池には機種個別の電池交換手順まではついていなかったので、やっぱりiFixitさんをスマホで熟読。
古い電池はとくに膨らんだりはしていなかったが、ネジ止め部分が割れていた。やはり交換せざるをえないだろう。
作業のポイントとしては、電池を接続しているケーブルを「真上」に引いて外すこと。手前でも奥でもなく。
ちょうどいい工具がなかったので、100円ショップで買ってあったマツゲ抜きを使って挟んで外した。
本当はプラスチック製の適当な工具のほうがよかったかもしれないけど。

電池を外したら、あとはエアダスターで各所を清掃し、新しい電池を入れる。ついでに、裏の黒い足もサードパーティ製のパーツをついでに買ってあったので貼り直した。一応両面テープがついていたけれど、粘着強度に不安があったので接着剤を使って固定。こういう専門パーツになるとAmazonに頼ることになるなあ。やっぱり。
さて裏蓋を閉めてネジを締め直し。
起動前にSMCリセット。このMacの場合は...。
https://support.apple.com/ja-jp/HT201295

内蔵キーボードの左側の「shift + control + option」キーを押しながら、電源ボタンを押します。これらのキーと電源ボタンを 10 秒間押し続けてください。

まあ、バッテリーを外した時点でリセットされてたりしないかなぁ。

それから、起動時にNVRAMクリア。
起動時に「option」「command」「P」「R」を押しっぱなしにして2回起動音を聞くアレ。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204063

電源アダプタはつながずに起動。
起動したら。時計が狂っているとアラートが出る。とりあえず「日付と時刻」システム環境設定でネットワークタイムサーバにつなぎ直して修正。やっぱりNTPを使うのが一番手っ取り早い。

電池がちゃんと認識されているか(もっとも、ちゃんと認識されていなかったら起動しないけど)を確認。画面右上のところに電池が出ていたり、Optionキーを押しながらアップルメニューの一番上でシステム情報を見て確認。
あと、一応メモリも「このMacについて」で確認。実はこの作業前に一度メモリを外している。16GBに換装していたのを、アップル公式修理に出すつもりで8GBに戻した関係で。
16GBに戻したつもりが、1枚認識されていなかったのでシャットダウンして裏蓋を開けてメモリを挿し直し。下段が少し斜めになっていたようだった。もう一度SMCリセット、NVRAMクリア、起動後の時計合わせ、メモリ認識確認。

最初の残量はシステムインフォでは現在4036/最大6169mAhとのこと。画面右上の表示で65パーセント。


さて、電池に付属の説明資料によると、最初は残り3%まで消耗させ、シャットダウンして一気にフル充電にし、それから通常利用がオススメされていた。
作業前にやったのも同じ方法だが、電池消耗手段としてQuartz Composerをセットアップして適当にループムービーを作成してずーっと回した。これはやっぱり結構電池を食う。つねに画像計算させるわけだから。
電池がのこり8%になったところでQuartz Composerを止めてこの原稿を書いているんだが、なかなか減らない。3%になったら再充電したい...んだけど。うれしい困惑。やっぱり交換したての電池は元気だなあ。
こういう自分流修理、今のMacBookシリーズではできないらしいのが残念なところだ。まあ、しなくてすむならそのほうがいいとも言えるけど。
そういうことをしたい人が中古で狙うなら、MacBook Pro Mid 2012 13 inchあたりがいいかも。ユニボディの MacBook Pro最終機種。USB 3.0をサポートしているし、例の、iPhoneにかかってきた電話をMacで受けるHandOffにも対応しているらしい。うちのMacはこれの数ヶ月前に買うしかなかったので、電話はともかくとしてUSB2.0なんだが...仕方ない。