1日1章『新・鬼ヶ島』(第4章)

さて。
遠い都に行く前に、隣村のいったいさんを訪ねた2人。相談に乗ってくれたらよかったのですが隣村は水没していました。
通りすがりの漁師さんに、どんべの腕輪を見せると、なんと隣村を水没させたのは村人自身。彼らは龍宮人の末裔だったらしく、龍の復活を受。ーけて秘密を守るべく、同じ腕輪のチカラで水没させたとのこと。森のほこらには、「罪人」、「あかしのしな」、「つぐない」とかのメッセージが。
実際、どんべが村へ潜ってみると、龍を祀るお寺がありました。中は激流が渦巻いて入れませんが、どんべの腕輪と、ひかりの首飾りを示すと水が光り、渦は停止。
どんべはお寺の中で『ひのえさま』という神様から、都で3つの宮水を探して腕輪に受けろと告げられます。そして、龍のいる鬼ヶ島へは、白石の泉を経由しろとのこと。また、龍が現れた理由は、百万年に一度の生まれ変わりの時期を迎えた乙姫様から龍の玉を一時預かった人間が、うっかりその玉手箱を開けてしまったせいだと。なので、龍の玉を再び玉手箱に封印すれば封じ込められるとのこと。そして、これは、どんべ自身の使命であるようです。
長い話のあとで打ち出の小槌をもらいました。
しかし、地上にもどってみると、ひかりが行方不明に。厠なんかではなく、どこにもいない……?
ベソをかいていつのまにか辿り着いていた川べりで、犬の「りんご」を仲間にします。りんごにキビダンゴを与え、今までのことをすっかり話しました。さぁ、先に進むことに。
しかし、橋は壊れて(こわされて?)いるため、渡し舟を使うことに。
川の渡し舟をしているタヌキに聞くと、どうやらひかりは鬼に誘拐されたようです。鬼たちが籠を担いで向こう岸へ移動したらしいとのこと。やはり何がなんでも渡らにゃいかんようで。渡し舟は2つ。泥舟のタヌキと、木の舟のキツネ。ここはもちろん、キツネが正解……かと思いきや、じつはタヌキが正解。
キツネさん、タバコなんか吸ってるから木の舟に着火してしまうというまさかすぎる展開。タバコの火を松明にもらって、タヌキの泥舟を火であぶって強化した上でなら、何とか渡り切れるのでした。
渡りきった先には都への関所があり、弁慶が通せんぼ。ここは打ち出の小槌でどんべを小さくし、犬のりんごさんに乗っけてもらって突破。
ついに都に到着。ただ、都の人たちは鬼を恐れてみんな避難の準備中。打ち出の小槌を都の人に振ってもらうと、どんべは一気に青年に成長しました。
前編はここまで。中間エンディングを挟んで後編へ進みます。
4章の昔話モチーフは、浦島太郎、一寸法師因幡の白兎、かちかち山、武蔵坊弁慶の伝説………ですかね? 昔話というより史実のキャラもいますけど、まあ、いいのかな。
龍宮人という概念、そして生まれ変わり、罪人とつぐない、なども出てきました。誰の話なのか…は、また、後ほど出てきます。
それから、キツネとタヌキの渡し舟。ちょい役ですがキャラがやっぱりなんかいいですね。何かのボケで「泥舟に乗ったつもりで」というギャグがあるんですけど(大船だろ、とツッコミをもらう)出典はこのゲームかな? あとやっぱり、キツネのばかやろー!
中間エンディングですが、スタッフ名がみんなニックネーム。この時代って確かにいろんなゲームでこんな感じでした。なので、後の時代から見ると開発者がわからないという。今は姓名きちんとしたエンディングが多いですね。ただ、この時代でも、アニメのエンディングはちゃんとした姓名で載っていたので、ゲームはニックネーム文化だったのは不思議です。それから、たしかこのゲームよりドラクエ1の方が先だった気がするんですが、あのエンディングってどうでしたっけ……。うーむ。
ともあれディスク2、後編へ。ここからがさらに大変だった記憶があります。ほんと、よくこの容量にまとめたもんだなぁと、プレイしつつ思います。