今日は久しぶりに、愛用のカバンや最近放置になっていた革靴を磨いたりしていた。
と言っても、ブラシをかけてからクリームを塗って放置、余剰分を後で拭き取るくらいの簡単なメンテ。
100円ショップにある、簡単なスポンジ靴磨きは長い目でみたら皮靴には良くないらしい。
あれ、簡単にツヤは出るんだけど、これはシリコン系の皮膜を張るだけだとか。人間の肌にビニールをかけるようなイメージだろうか。
やっぱり、オーソドックスに皮革用クリームを使うのが一番良いと。要はちゃんとした保湿である。
で。
もとは久しぶりにカバンを磨こうとした時に、そういえば手帳カバーも革だったのを思い出し、ついでに靴も、となったのだった。
皮革製品磨きは、対象が予定より増殖する。
磨いているうちにカバンの縫い目のほつれに気がついて、皮革用の縫い針と糸をこれまた久しぶりに取り出したら絡まっていたりして。なんとかほぐして巻き直してから縫い方を思い出して(革では、糸の両端に針をつけて表裏交互に縫うのだ。布を縫う時にもこの方法なら丈夫に仕上がりそうなのだが、布の手縫い糸は細いから無理かも)。
なんやかんやで意外に1日仕事になってしまったのだった。
ともあれ、明日からカバンに関しては安心して使えそうだ。
やっぱり、革工芸までは無理でも、メンテナンスや簡単な補修くらいはサクッとできた方が結局は便利だと思う。私の場合、昔、東急ハンズで簡単な革グッズのハンズオンに参加してさっと習ったくらいのものだが、1時間の講習でやったことでもずいぶんと役に立っている。あの講習でやったから、ハンズで買った革用の糸と針がウチにあるわけで。
って、愛用のカバンと手帳カバーの色のだけだが。
その東急ハンズだが、カインズ傘下になるらしい。
- カインズ、東急ハンズの買収完了 店名・社名はしばらく「東急ハンズ」のまま - ITmedia ビジネスオンライン
- 東急ハンズ、社名を「ハンズ」に変更へ 10月1日から:ロゴも刷新 - ITmedia ビジネスオンライン
それぞれの会社の沿革を確認したら。
東急ハンズは先程の記事にもあるけど1976年から。
カインズは
- 株式会社カインズ 企業サイト | 沿革
1978年に今のカインズの元となるホームセンターが開店。カインズとしては1989年。
やや東急ハンズの方が先輩だろうか。
今の時代、Amazonや楽天、ものによってはヨドバシ、ワークマン、アスクルなどもライバルだ。通販サイトではできないのは、モノを手に取って確かめて買うこと。そして、送ってもらわなくてもすぐに手に入ること。店員さんにハウツーを聞けること(これも今はDIY系のユーチューバーがライバルだが)。
ともあれ、東急ハンズでサクッと習った革工芸の基礎が、数年後の今の自分の生活に地味に役に立っているのだった。あの時の講師の先生、優しく丁寧でよかったなぁ。感謝したい。残念ながら顔も覚えていないが……。
ああいう感じは、引き継がれるのだろうか。