- 作者: Web Site Expert編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2005/06/28
- メディア: 大型本
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最近のweb業界のトレンドがよく分かる。とくにうれしかったのがAjaxの特集記事。(P.148-157)JavascriptにXMLを組み合わせてうんぬんというお話ははてなブックマークを回遊しているうちに色々と聞きましたが、まとまった知識としてよく分かりました。
Ajaxの機関技術自体は「枯れた技術」だったというのが意外でした。誰かが大発明してGoogle Mapsみたいなモノを作ることが出来たんじゃなくて、もともと実装としては普及しきっていた(が有効活用されていなかった)2つの技術をうまく組み合わせたことと、いつでもインターネットが出来るようになってようやく使い道が生まれたこと。この2つが大きいのでしょう。
こういうの、他の業界でも転がっていそうだなあ。そういえば昔、任天堂がファミコンを作った時も、あのハードウェアを支えていたのは「枯れた技術」だったらしい。最新技術ではなく、ある程度見通しがついた技術でも、うまく使えば10年モノの商品が出来てしまう希有な例ですね。Ajaxもそういう普及の仕方をしそう。
CGIを組んでサーバの応答を待たなくても、地図をグリグリ廻したりできる。動的なモノはFlashだけではなく、JavaScriptでも実現できる事を結構忘れがちでしたので、目から鱗が落ちました。そ〜だったのかあ、Ajaxの発見者は偉い!
ところで、この雑誌を読むのに「フォトリーディング」を試してみました。仕事帰りの電車に乗っている間に読み終わってしまった自分に驚き。ただ、「今のレベルの自分が理解できる」重要な所しかちゃんと読めていない気がするので、また気になる技術とかが出て来たらこの本で事例を探すようにして使うと思いますね。CMS、ECサイトのことなど、今情報科学や物流が大きい変化を迎えているところなので、こういった特集が面白いです。バックナンバーも買うかな。