参院選、覚えてますか?

【500人アンケート】今後、選挙(国政選挙に限る。)へ投票に行くことがあると思いますか?
http://www.hatena.ne.jp/iwashi?mode=treedetail&thread=0000008992
自分が選挙に関心を持つようになったのは、小学生の時。
投票所に両親が連れてってくれて、『人を選んで、紙に名前を書いて、あの箱にいれて、それを集めて、今後の日本のことを決めるんだよ』と、子どもにも分かりやすく説明してくれた。


中学の社会科の先生は、白票の重要性を教えてくれた。誰も入れたい人がいなければ、いませんという意識を、白い紙で表すことができるから、とにかく選挙だけは行ってくれと。今思うと、彼は多分30代、若手教師として選挙教育は見過ごせなかったんだと思う。彼の授業は無茶苦茶面白かった。公立中学だったけど、あれは名物授業の一つだったと思う。彼自身があまり面白い教科ではない、と語る公民も、得意の世界地理や歴史も、みんな面白かった。


うちの親は、政治意識の高い方ではない。多分普通な感じ。でも、選挙を家族のミニイベントとして、みんなで出かけて行くお散歩気分で、教えてくれた。それから、中学の社会科で面白い先生に出会ったことが、今の自分を作ってくれたと思う。
今,みんなが選挙に行かないという。自分と同世代(20代)の投票率は低い。
親の世代が、選挙を教えたかな? というのも、一つのポイントに思えてならない。


それから、大学時代には、できたてだった大学の、学生会の規約をみんなで作った。法律的な考え方を、学生会担当の教育学の教授に習いつつ、学生会室や先生の研究室に施設使用可能時間(7時半くらいで使用不可になる)ギリギリまで詰めて、コギャルも地味系も不思議ちゃんも、みんなでわいわいやっていた。選挙自体が成り立たない状態(学生総会の出席率が低い)で、選挙なしの民主制を確立させるため、各地の大学の規約を参考にしながら代議員制度を作った。なつかしいなあ。でも、やる気のある人だけに任されるチェックなし状態になるシステムを作っただけなのかもしれない。あのシステムは、今も動いているのだろうか。おかげで、ルール作りには強くなったけど。


そういえば、昔、黄金拍車っていう小説で読んだけれど,昔のギリシャ人は、人が集まって何かを成すときに、何が必要かをみんな肌で分かっていたらしい。まあ、当時、人、といえば男性を指したんだけれど。その本の印象から想像すると,連絡手段,組織、明確に指針を打ち出せるリーダー、そしてビジョンだ。今の選挙で、これらが感じ取れるだろうか?