「ガラスの仮面」月刊6号感想

収録:「あの子の母親が死んだなんて…」〜「佐藤ひろみの朝から晩までのパントマイム…!」
芸能界編ラスト。しかしまあ、何もかも失って最後に残るもの、という重いテーマを、ここまで面白く描けるってやっぱすごい。それから、やはりここは「カーミラの肖像」での亜弓の活躍が面白いです。あの脚本で乙部のりえが主役っていうのは無理がある気もするけれど。もうひとつ。作中には一言も出てこないことなのですが、実は真澄もガラスの仮面をかぶっている様な気がします。それも、巻を追うごとにだんだんと厚く重くなっていっているような……。この巻はその最たるものでしたね。