深夜番組で科学番組の再放送をしていました。何となく見ていたんですけど、スマトラ島沖地震の津波は何故あんなに被害を出したのか、という特集。
途中から見たんですが、それでも怖さがよく分かる話でした。
- 水平に見ていると、波の奥行きまでは意識できない。
- 津波は波が崩れると、1.5から2倍の速さになる。
- 高い波ほど、崩れると重力加速度もあって勢いがつく。
- 津波と普通の波の見分けは情報戦。沿岸部では地震情報があれば津波も警戒すべき。
などなど。
たとえ50cmの津波でも破壊力は十分ということです。津波は水の固まりですから。例えば、高さ50cmでも、奥行き2キロの波が太さ1cmの柱にかけた圧力は……?
地震の後、水が引いたら危険。でもこの地震はあまりにも広範囲に波を伝えた為に、地震の実感が無い地域にも津波をもたらしたと以前聞きました。やはり、情報で防衛するしか無いんでしょうね。
それに、押し寄せる波が怖いだけでなく、一気に引く波も怖い。色々な物を吸い込んで沖合いに流してしまいますから。
で、ついでに言っておくと……。
にもありますが、数年単位でマグニチュード8クラスの余震の可能性はあるわけで。
まだ終わってないんですよね、スマトラ島沖地震。
このような番組は、定期的に流すといいと思いました。