ニューオーリンズはジャズの街。

キーワード「カトリーナ」ではこれからいいニュースソースが見つかれば言及したいところですが。ニューオーリンズといえば、やっぱりジャズミュージシャンの聖地という印象があります。
映画「スウィングガールズ」でジャズが好きになった人も多いんじゃないかな? 私もあの映画で改めてジャズの楽しさを再認識した一人です。聞いていて元気になりますし、哀愁も感じますよね。
ジャズは「あの街」と言えば「コレ」みたいな世界に誇る伝統文化。そして、その街だからこそ、音楽家のコミュニティがあったりとかしていたはず。


阪神淡路大震災でも見られた事ですが、大きな災害があると、街を再建する必要がありますが、その再建に伴って、残念ながら無くなってしまうコミュニティもある。また、今回特徴的なのは高齢者やお金のない方(災害弱者)が避難できずに亡くなられてしまった事です。
お年を召した方がだからこそ音楽を愛してもいただろう街で、文化やそれの継承的な問題も起こってくるかもしれません。なにしろ市民は全員退去する命令が出ています。街がそれなりにきれいになって市長のOKが出るまで、入っては行けないということ。


数ヶ月経って、街に戻って来て、亡くなられた方のお弔いとかが終わったとき。
市民は文化をつむいでいけるのでしょうか……。


いろいろな写真を見て、ハリウッド映画でも見ているみたいだ、と思いました。米国同時多発テロでもイラク戦争でも思いましたが、想像を絶するような、映画のような非現実的現実。
起こってしまった災害は仕方がありませんが、災害に対してどうするかは人が握っている事です。


この街が復興できるか、世論調査結果(CNNより)があります。56%の方が復興できないと言っているようですが、無理だと言われていた神戸は震災から復興できました。(いろいろと問題があったにせよ)問題の質が色々と異なりますが、ニューオーリンズもきっと、と信じていたいと思います。