2007年のWeb基礎はどう教えるべきだろう?

シゴトで近々、90分でホームページビルダーを教える講座をやることに。
で、悩んでいるのが……個人的にはビルダーの設計思想があまり好きではないことです。
つまり、今時テーブルレイアウトとか、bタグで太字とかってどうなんだとか。fontタグで文字サイズを指定するのとかどうなんだとか。そういうのが常識だった頃の考え方で作られているソフトなので、古いんですよね、ソフト自体が。あと教えるバージョンも……。


htmlをレイアウト言語ではなく文書構造言語として捉え、レイアウトはCSSで行うのが普通になりつつある昨今、htmlレイアウトのソフトを教えても、なあ……という気もしてしまっています。
でも、自分の立場からはカリキュラムを今更いじれない事情もあり……。WordやExcelの基本はそうそう変わらないけれど、ホームページの作り方っていうのは基本的な考え方が変わる物なのですよね……。
まあ、ビルダーを教えるしかないんだとは思いますが。現段階では。


自分でイチからやっていいなら、wikiかMTかXOOPSなどで各学生さんにアカウント(学内公開用)を発行して、ともかくネットで構造的な文章を書く楽しみと難しさを5回〜7回くらいの講義&演習でやって知ってもらってから、レイアウトや情報設計的な話をして、試験かなにかやって、受かった人に学外公開用アカウントを発行する、みたいなことをしても面白いんじゃないかとか。今、2分くらいで考えた思いつきですけど。


ネットで文章を書く、写真や動画を公開する敷居がどんどん低くなっているため、それに合わせてカリキュラムを組まないと、情報関係に関しては大学が時代遅れになって行く危機感があります。


「魔法のiランド」などで、ケータイだけでつくるケータイサイトをやっている人が、PCスキル自体が低いことはありえます……特に今の大学生なら。でも、それって本人の責任じゃない気がしますし。
ITリテラシーとパソコンのスキルってまた別の話です。


まあ、それはさておき……。
ビルダーの基本を教えるのではなく、ホームページ作成の基本を教えるためにビルダーに触れてもらう、のが主旨だから、その辺を考えてうまく講習をやろうと思います。