「第13回イマキュレートハート作品展」のおしらせ&制作裏話?

ぜんぜん制作関係の記事を書いていなかったのですが、なんとか作品は出せました。
今回は自作楽器とブログで紹介した写真のコラボレーションです。

イベント名
第13回イマキュレートハート作品展
公式サイト
http://imart.dum.jp/
日時
2007年7月4日(水)から7月8日(日) 11:00〜19:00
場所
八王子市芸術文化会館「いちょうホール」第1展示室
交通
徒歩 JR八王子駅北口から13分
バス JR八王子駅北口9番・京王線京王八王子駅2番のりば「八日町一丁目」下車徒歩3分
JR八王子駅北口11番・京王線京王八王子駅4番のりば「いちょうホール前経由みつい台」行き 「いちょうホール前」バス停 徒歩0分
入場料
無料+おみやげ付き*
*会場でアンケートにお答えいただいた方に差し上げます。数に限りがあります。
会場への地図
地図はこちら(Google マップ)

制作裏話?

会場の写真は会期中に撮影してきますが、今回のポイントは自分で撮影してきた写真を「楽譜」に見立て、それを見た人がそのイメージで自作楽器を吹いてもらえる環境を作ってくることでした。
このテーマ、掘り下げればどこまでもいけると思うので、今回はバージョン0.1くらいな感じ。ほら、某社長も「50%の完成度で出してみる」とか言うし。まあ、それはともかくとして、とりあえず形にまとめてみて、次につなげるのってものすごく大事なんですよ。


楽器は今回は楽に作れるものばかりおいています。
ペットボトルを切ったトランペットとか。
「風の笛」は今の手持ちのうちで一番鳴りが良いものを出しました。


念願の紙製トロンボーンの「試作品」を出展できるのは存外のヨロコビ。
演奏できる人はいるのでしょうかねえ? トロンボーン吹きならできると思うけれど(無責任)。
これを作りながら、金管楽器は難しいかもしれない、と、ちょっと思いました。


あと、誰も吹けない楽器ばかりだしていてもしょうがないので、誰でも吹ける楽器として「カズー」を思いつきました。
これ、ほんとに作り方は簡単。見栄えを気にしなければ、スーパーとかの生鮮売り場でもらえるサラサラな薄いビニール袋(または傘袋でもよい)と輪ゴム、ガムテープ、あとはトイレットペーパーの芯で作れてしまいます。
トイレットペーパーの芯の側面に、はさみかカッターで数センチ程度の丸い穴を切り空けて、それから端に小さく切ったビニール袋をゆるめに張って輪ゴムで止め、側面に唇を当てて「バー」とか濁音系の発音をしてみて震え具合を確かめて、ちょうどいいところでガムテープで固定するだけ。
慣れれば1本10分もあれば作れます。
ペットボトルなどでも作れるかもしれないですね。
そのうち、作り方の写真をアップしようかと思いますが。


このところ、どういうわけかモチベーションが徹底的に上がらなくて苦労していましたが、そういう時はともかくまずは睡眠・食事・入浴・洗濯といった、生活の基本となる時間をきちんと確保して、そこそこは人間らしい生活をすることが先決ですね。
それができると、人間、結構落ち着けるものです。
あとは、やるべきことの中から、ゴールが見えているものや作るのが楽なものから手を付けて、ともかく進めること。
あと、忌憚無く相談できる仲間がいることも大事で。いくら好きなこととはいえ、自分を疑ったり、好きなのにできないとかになると……ひとりでは脱出が難しいです。展示仲間や同じ大学の友人にメール打ちまくりました。


現代の仕事はゴールが見えないからGTDってな手法がはやるわけですが、作品制作も着地点というか、ゴールというかを決めるのが難しいです。あれもこれもになってしまうと、到達のしようが無いですし。あと、他人の作品レベルを気にしすぎるのもよくない。自分は自分だし。
この辺のことが頭の中でぐちゃぐちゃな感じになっていて。かなり厳しい日々でした。先がともかく見えなくて見えなくて。


そのうち、音具的な芸術作品みたいなものもやってはみたい気もしますが。でも、今回、自分なりに追い詰めた中で、先ほども書きましたが「自分で撮影してきた写真を「楽譜」に見立て、それを見た人がそのイメージで自作楽器を吹いてもらえる環境を作ってくる」というテーマを見つけたのは大きかったです。これだけでも結構大変な話。突き詰めれば。
できるだけ簡単に音が出る楽器を作る必要も感じましたし。
あと、管楽器だけではなく、弦楽器や打楽器でも面白いでしょうし。自分にとってのホームグラウンドな楽器はあくまでトロンボーン&竹笛ですが、打楽器だっていう人だっているわけで。


まあ、ともあれ、2007年的なひとつのゴールではあります。


予定では7月7日土曜日の15時からと8日は全日、会場にいますので、良かったら声をおかけください。