WBC開幕戦、日本対中国

テレビ観戦を楽しんだ。
日本のほうが野球のうまさで勝ったかなあ、と。投手も野手も技術とかチームワークとかがいいから点をやらない。で、相手のミスを誘える選球眼*1、機動力。日本代表はヒットが少なくても点を取れるチームだということが良く分かる。フォアボールがこれほど大事だと思わなかった。
それにしても、中国は中国で、強くなったなあ。北京オリンピック効果はまだ続いているのかも……。中継ぎで出てきたサイドスローでもアンダースローでもない不思議な投げ方のピッチャーさん、中国野球では奪三振王か何かを取ったことがあるとかって話で、最初の10球くらいは無茶苦茶荒れ球だったけど、それからチェンジアップが決まり始めるとバッターとしてはやりにくそうな相手に見えて。ああいう人もいるんだ。
あと、イチローさん。今回はサイクルヒットならぬサイクル凡打……。1塁、3塁、2塁、ショートへのゴロと2塁へフライ。うーん、こればっかりは中国がうまいんじゃなくて彼が本調子ではないんだなあと。でも、バットはイチローの味方だと信じたい。出だしが調子が悪い方が後で上向ける楽しみもあるし、最後はフライだった(当たったバットの場所もそう悪くは無い……ジャストミートではないが)から、次の試合ではヒットが生まれるんじゃないかと思った。


それにしても、チームオーダーを見ていると本当にため息が出る。
メンバー入りできなかった逸材・エースも、まだまだ日本にはいるだろう。このチームにはなにげに田中のまあくんもいるし。今のエースやベテラン勢だけではなく、未来をになう人材もきっちり入れてきた。ハンカチ王子とコンビで継投するWBCもきっと近々あるだろうなあ。最後は巨人の捕手・阿部慎之助さんのミットに阪神の守護神・藤川球児さんが投げ込んでいたし(ありえないって)。


ともかく、怪我をしないで面白い野球を楽しませて欲しいなあ、と、思うのであった。

*1:福留孝介さんの4連続フォアボールはすごい。総合計しても日本8奪フォアボールに対して中国は1。