としまえん閉園に思う

各種報道にもあるが、この8月でとしまえんは閉園となる(なった)。

としまえんは、
大儲けはしない代わりに、
大赤字も出してなかったらしい。
大事故も起きなかった、もちろん。

いつも楽しい、『普通』の場所。

そんなふうに思っている。

子どもの頃、新聞屋からチケットをもらっては、家族で良く行っていた。

この夏、しばらくぶりに行ってみて、やっぱり全体的な印象は大きくは変わってなくてホッとした。
子どもたちがうれしく、楽しくなる。それは、良いものだからだ。

コロナ渦でこの国が受けたフード・エンタメ業界全般へのダメージと共通する、この残念さ。

としまえんには何年も前から防災公園としての整備の話があったにせよ、コロナ渦がそれを早めたのは間違いないようだ。

94年間もあった場所に、95年目がなかった。
そんなこともあるのだ。
コロナ渦で気がつかされたのは、当たり前と日常の価値。

これからも色んな廃業があると思う。
でも、それに踊らされておかしくならないように、自分たちを守ろう。
コロナ渦はある種、戦争レベルの災害だ。
別れがきたら上手く別れよう。

コロナ渦を生き残るもの、コロナ渦からでも新しくできたもの、これから作られるもので、自分が気に入ったものがあれば、大切にしよう。

何でも、ファンや消費者がいなければ、創造・生産はできないのだから。