地元を知っているか?

地元の店に詳しい友人に、手作りアイスクリーム屋を教えてもらった。しばらくこうしたものを食べてはいなかったが、コンビニの汎用アイスよりはるかに丁寧に作られているのはひと口で分かった。金額だけの味はある。
ところで、人は「どこかに出かけたい」という時、遠く離れたところをイメージしがちなのではないだろうか。
コロナ渦の東京で、遠出の代わりに近隣でレジャーを過ごすことになり、地元の良さを再発見した方も多いと思う。
ちなみに私は近隣駅の公営プールを試してみたところ、なかなか居心地が良かったため、仕事の夏休みを利用して久しぶりに水中ウォーキングと水泳を再開できた。見た目にはわかりにくいとは思うが、多少、筋肉がついてきた実感がある。また、数回通ってみただけでも、だんだんフォームが改善されてきた感覚もある。
飲食店での弁当のテイクアウトも良い(手軽にさまざまな店舗の味を試せる)。
市営・区営の小さな博物館や郷土資料館などもオススメだ。そのエリアだけの何かがきっとあるはずだ。
また、図書館では地域出身の作家を特集していることがある。そうした特集がなければ図書館で質問したり、ネットで探してみても良いだろう。同じ町に住み、同じ空気を吸いつつ、面白い作品を書いた人への親近感は、読書のきっかけに良いのではないだろうか。
コロナを嘆いてばかりではなく、前向きに地元を知ることは、きっと自分を豊かにすることだろう。