エヴァまつり開戦

新型コロナウイルスの流行度合いが気になりつつも。飲食を控えての映画館であれば感染リスクは低いと判断。
って何の話かというと、エヴァの4D版の話。今週末から序・破・Qの過去作が4Dと通常版で順次上映。それから、旧エヴァの映画版も年明けにやるとかで、本当にファイナルなんだなぁと。詳しくは公式さんで。

せっかくなので久しぶりな映画館で観て来ました。
『序』は、もう、知り尽くした物語だと思っていたんですが。細かい設定で意味が分からないところが多々あるとはいえ(だいたいが作中、説明されていないため)、ストーリーそれ自体は一本道でわかりやすいですし。
ところが、ですよ。4D版になると、物語が自分の体験になる。あんまりグラングランするもんで、映画館の椅子の座り具合がエヴァの体内のインテリアみたいな感じになりまして。あとあのガチャガチャするレバーとかの操作系があれば完璧にエヴァの中でした。椅子から落ちるかと思ったくらいで。
なので、わかり切っているストーリーなのにまた発見があったりして。今回、ストーリー的に気がつかされたのが、綾波レイさんと葛城美里さんが同じことを言っていること。
あの、「お父さんの仕事を信じられないの?」ってシンジさんをビンタするシーン。あのビンタにすら衝撃が付いてくるのが4D版の面白いところなんですが、それでこのシーンがより印象的に。
で、ヤシマ作戦の時、一発外してしまったあと、碇司令に美里さんが言うわけですよ「ご自分の息子を信じてください」と。
この2つのシーンが妙に重なって見えたのは今回が初めてでした。もう何回も公式配信で見ているのにな。
そんなこともあり、いろんな意味で衝撃的な作品に仕上がっていたんですよ。今思うと、序盤でルノーがひっくり返った時に口の中がシャリシャリしなかったのが残念なくらいでした。
映画の締めの宇多田さんの綺麗な歌声を聴きながら「よくこんな状況でシンジさんたち生き残れたよなぁ……」って感嘆しておりました。改めて、とんでもないクライシスだったんだなぁと、思いやりたくなったのです。
なんか、シンジさんって思いの外に理不尽な人生になっちゃったなぁというのがほんとによく分かって。
『序』は一応、ラストに救いはあって、なんか綾波レイさんを助けて終わってるわけですが。
『破』も同じく、もっと深刻な危機から助けているのですが。『Q』はなんなんだろう……と、改めて考えています。
来月、今度こそ本当にシン・エヴァを上映してもらえますように祈りつつ。可能な限り4D版を観たいと思います。リアル世界もどうなるか分からない状況ですが。だからこそですね。
ちゃんと5作全て観られるよう、体調管理に気をつけねば。そういえば来月はセーラームーンの新作もあります。