初心者に説明するには初心者向けの本がいい

最近、SNSやらスマホやらの説明を年上の友人や血縁者に聞かれることが、数年前の数倍(体感)に増えたので自分でも勉強。
やっぱりこういう知識をまとめて得るには、Webサイトよりも本が便利です。それも、初心者向けの本が良いです。
大学のとき『CG検定』3級の教本を徹底的にさらうことで2級に受かったことがあるんですが、基礎ができていれば、応用についてはなんとでもなります。
それにみんな、本を読まない。説明サイトを見ない。自分で調べる前にこっちに聞いてくる。
ここだけの話、内心では私に質問してくる言葉をそのまんま検索窓に放り込めばいいのに、ぐーぐるさんならだいたいなんとかしてくれるのに、と、思うこともしばしば。
でも、みんな、UIが読めない、SNSの語法やシステムが分かってない。検索の仕方が分からない。検索結果のページの日本語の読み方が分からない。
この、言葉にならないデジタルデバイド、とんでもない断絶感なんですよねぇ。自分に言わせればみんな分かろうとしてないじゃん、って思うことも多々あるんですが、おそらく皆さんは説明書は難しいから読む気が失せる、なんでしょうね。今どきの説明書、ひと昔前に比べたらみんなよくできてるのにな。どんなジャンルでもいいので1000円くらいの本を1冊、丁寧にクリアしたら変わると思うんですけど。
まあ本当にしょうがないので、質問の都度、スクショ撮って赤入れて送ったりしていますが、それが手間だから世の中の人はマニュアルサイトを作ってくれてるのに、本当に必要な人はそれを読めない。
もう、だからしょうがないっていうか。AIチャットで質問に答えてくれるサポートを入れているメーカーさん、ベンダーさんも増えてるんですが、人力検索のニーズは残るでしょうね。たぶん。それをサービス運営会社側がどれだけ汲んでくれるか、人件費をかけてくれるかは別の話ですけどねぇ。
まあ、文句を言ってても食い扶持は大事です。仕事以外の質問は解せないところもありますけど。
というわけで、基礎がわかってない人が聞いてくるわけで。
まあ、わかってる人は自分で調べちゃいますものね。なので、サポート屋をやるには広くしっかりと基礎を学んでおくこと、というのが経験則。知るは楽しみなり、というのは基本的にあるので。
ってなわけで勉強中。本を買ってきて某バーガー屋で腰を落ち着けて30分くらいで全部にざっと目を通して退席直前なところです。本日のお供はこちら。

特に、3冊目のNHKテキストは今月から番組が始まったばかりのようです。前からこの種の番組はありましたけど。

スマホのことを知りたい、写真をちゃんと撮りたいヒトにはいいかもしれない。教育番組なので動画ですから具体的です。ただ、本の中ではAndroidiOSが交互に出てきているので、自分のスマホがどっちなのかくらいはちゃんと確認して、自分のだけ読む必要があります。私はどっちを聞かれてもいいように全部読みますけど。
それにしても、質問してくる友人たちは、みんな、やり方が分からないだけでやりたいコトが決まっている人たちばっかり。ある意味、うらやましい。
自分の場合、SNSやICTに関しては、やり方は調べるか画面を見ればだいたい分かる自信はありますが、すごくやりたいコトが今なくて。
っていうか、大学出てからこっち、本当にやりたいコトを見つけられずやれないまんま、人のサポートばっかりで完全に消耗しちゃっている気がします。
特にApple製品は、クリエイターにとっちゃ最強の味方なのになぁ。最近、本当に黄色とか赤の信号を感じてしまってます……。これから先、どうやって生きていけばいいのやら。ほんとにやりたいことが無さ過ぎて、空虚さが怖くなってきたので目についたGarageBandのムックも買ってきました。さすがMacFanさん。伝統の分かりやすさは健在です。あとは役に立てられるといいですが……。

本当は、ちゃんとやりたいことを完結させてから人様のサポートに当たるべきなんでしょうけどね。なんか順番が逆のまんまサポート屋で20年あまり。前半の10年は学生さんに聞かれるからAdobe DTPの基礎を消化して、後半の10年はヒトに聞かれるからWindows、Office、web、SNSをそこそこ質問をかわせるくらい学んで。でも、自分では何をやっているんだろう。
自分は、これからどうしようかな。
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