自然は回る。

昨日(id:Yuny:20040729#p1)見かけたセミさんの所へ、今日も仕事帰りにいってみたのですが、抜け殻もありませんでした。周りでいのちを歌っている集団の中の一人に、無事に成れたのかは分かりません。でも、きっと成れたんじゃないかと思っています。


帰り道シリーズ? みたいですが、今日の帰り道に見かけたのはチビネコ。トラでした。
どうも、道ばたの溝(ドブってほどでもないですが)にハマって、出にくくなった?
と思ってみていたら、こっちを見てにゃあんにゃあん鳴いてくる。
これはここから抜け出したいのかなあ? と思って近寄ると、溝の道をさささささっと逃げる。
で、遠くから(といっても数メートル)また、こっちを見つめてにゃあんにゃあん鳴く。
どうしていいのか途方にくれていたら、勝手にジャンプして、溝から飛び出して行ってしまいました。
オ〜イ、結局、キミは何をして欲しかったワケ?


帰り道の楽しみの一つがちょっとした買い物。今日は久しぶりに、無農薬野菜のお店に寄って、泥付きニンジンを二袋買いました。これが、洗って皮を剥いてかじるだけでもメチャクチャうまいんですよ。甘くて瑞々しくて、口にさあっと広がる。ここのニンジンは絶品。夕食のメニューの一つは、ニンジンのお刺身でした。(いや、サラダなのだがね)お菓子の感覚で食べられる生ニンジンなんて、そうそうないです。


一生懸命羽化したセミさんも、ヒト恋しげなチビネコちゃんも、とろけるようなニンジンも、みんな地球(ここ)で回っている。最近、ちょっと色々なことを考えてて、生命の絶対的尊重という概念がこれほどまでに尊きものかと、感銘することが多いです。喪(うし)なわれたら、絶対に戻って来ない。いや、もしも人間が生命を創ることができる時代に成ったとしても、おそらく元の生命と生物的倫理的絶対的価値観的に等価である生命体は創れないんじゃないかと思っています。


そうして、自分自身も生命体であるということ。この週末は何か、こういうことを考えながら過ごしそうな雰囲気。夏の大合唱をBGMに、とう、とう、と、考えを巡らせています。