MOTHER1+2の2 プレイ日記9

id:Yuny:20040930#p1とid:Yuny:20041002#p1とid:Yuny:20041003#p2と
id:Yuny:20041005#p1とid:Yuny:20041006#p1とid:Yuny:20041007#p1と
id:Yuny:20041008#p1とid:Yuny:20041009#p2の続き。
当然ネタバレですのでお気をつけ下さい。
秘密倶楽部「ストイック倶楽部」は、怪しい。聞き込みで、ある船頭さんがスカラビまで船をだしてくれそうなことが分かったものの、「マジックケーキ」の作り売りをしている奥さんが、ある秘密倶楽部にハマって仕事をしなくなって以来、自分のやる気も損ねてしまったらしい。
その場所,ストイック倶楽部は予約制だった。電話番号を入手し、予約して行ってみた。ステージの上には石。飲み物は水。料金は高い。(らしい……カイが行く時にはお金を取られなかったから)なんだか、アブない。何かがアブない。


マジックケーキの名手の女性は、一人で自己を穴があくほど見つめ続けていたそうだ。
自分だけの世界にズッポリとハマって、水だけを飲んで考えにふけり続ける。
でも、ケーキはどうしても作って欲しい。ケーキを作ることで、夫婦仲を取り戻してもらいたい。船をだしてもらえないということもあるが、ディスコミュニケーションぶりに危険を感じたのは、多分、プレイしたヒトなら感じたのでは……。
一人だけの世界にこもり切りになる危険性を。


なんとか説得してマジックケーキを作ってもらった。これが最後の材料だという。コレを食べた瞬間、カイはリアルな夢を見た。ランマ国のクウカイという少年王子が、無の修行に挑む夢だ。


クウカイの無の修行。先祖の霊が下りて来て、クウカイの身体の腕を折り、足を折り、めもみみも潰す。何もかもを失い、ココロすらも失いかけたとき……彼は何かを乗り越えた。
ここでは、時には一人きりになり、自分を見つめ直す必要性に触れられてるような気がする。「ストイック倶楽部」と「無の修行」の対比。コレは非常に面白いと思う。
ともあれ、修行は終わり,テレポートのPSIを得て、世界を守るためにクウカイはカイの元に飛んで来た。新しい,最後の仲間がやっときた!


そして、ケーキ作りの女性は、仕事の楽しさを思い出し、新しい材料で「マジックタルト」を作り始めた。船頭さんも船を出す気になっただろう。
行く前に、後学のために立ちよった博物館で、ヒエログリフを見せてもらった。どうもこれは、ピラミッドに何かが隠されているような感じだ。そこへ一本の電話。フォーサイドの博物館学芸員が、何かとんでもないものを見つけたらしい。ピラミッドとヒエログリフのことも気になるが、行けるうちに寄っておける所は行くべきだ。いったんフォーサイドへテレポートする。ちょっとしたお土産で学芸員からききだした所、下水道の先に巨大ネズミやら何ヤラを見つけたらしい。なんだ、生きた恐竜でも見つけたのかと思ったじゃないか。


ともあれ、せっかく戻ったんだから、何があるか探しにいってみよう。下水道にへきえきしつつ、辿り着いた出口には本当に巨大なネズミが待っていた。なんとか黙らせると、その上はパワースポット「マグネットヒル」だった。カイの目に、一瞬、哺乳瓶が見えた。それから、変わったニンジンも手に入れた。


さて、都会の謎は解けたし、次は砂漠の謎だ。スカラビに向けて船を出してもらおう。
途中、船頭さんがこの変わったニンジンを持って、ランマに里帰りするのも、たまにはいいんでない? と言って来た。でも、まだ、クウカイの旅は始まったばかりだ。もう少しあとでも構わないだろうな。それから、クラーケンが襲って来たが、クウカイの変身を試してみたら結構これが効いたみたいだった。


砂漠のアラビアンな国、スカラビ。ポーキーが来た形跡もある。
うさんくさいが活気がある市場で装備を整え,出発。さっそくピラミッドの封印を解いた。紆余曲折は省くが、吉村作治先生もびっくりな大冒険の末、秘宝「タカの目」を入手した。ピラミッドはこの秘宝を隠していた以外に,南への海底トンネルも兼ねていたようだ。通路を抜けた先は南スカラビだった。ここでクウカイの故郷から仙人がやってきて、ある特別な修行のためにいったんパーティと別れることになった。出番が短いなあ。
とりあえず北西に向かうと,あのダンジョン男が築いた全身ダンジョンがあった。ダンジョン作りに生き甲斐を感じるあまり,身体ごと大きなロボットに埋め込み、体内をダンジョンにしてしまったのだ。この生き様や凄まじい。ダンジョンの各所には看板があり、彼のダンジョン哲学とも言うべきポリシーを伺い知ることができる。
土地を丸ごと哲学の体現場所にしてしまった、ということから、井上円了哲学堂公園を思い出させてくれた。人間は,ポリシーが無ければ、生きて行けない。ダンジョン男はゲーム的にコミカルにデフォルメされた形だが,そんなことを思う。
では、遠慮なく、この名作ダンジョンを攻略させてもらおう!