電車に乗ろうとしたら、インスタント焼きそばに箸を突っ込んで、トレイには500の缶ビールも乗っけて電車の戸口にたたずむ、ジャニーズ系の美少女*1がいてびっくりした。
厳しき顔で窓辺を見つめる彼女になにがあったのやら。
車内には焼きそばのなんともいえない香りがただよっていた。彼女が降りたとき、電車内から生っぽさが消えた。
電車で焼きそばを見たのは、初めてだ。私は車内にやきそばを持ち込むという斬新かつ低予算なパフォーマンスを、いまだかつて思い付きもしなかった。
ああ、人間には無限の可能性がある。その辺で売っているような、ビールと焼きそばを用いて、かような異空間*2を創造することができようとは!
私は敬意を込めて、あの美少女に名を贈りたい。
「電車の味方・焼きそばジェニー」と!