麩、麩、麩、ば〜ぐ。

以前、何かのテレビ番組でやっていた話。
みそ汁に入れたりする「麩」を砕いて粉にし、パン粉の代用にハンバーグに使うと、低カロリーで繋ぎ力が強く、また肉汁を吸って閉じこめる力が小麦粉よりずっと強いので味の染みた料理になるらしいです。
ちょうどタマネギとグルテンバーガー(大豆や小麦粉などから作った植物性のひき肉のようなもの)ナツメグなどがあったので、今晩の夕食には麩の植物性ハンバーグに挑戦してみました。
……写真を撮影しておけば良かったかもしれないです……作っているところとか、できたのとか。ともあれ作り方を書きます。分量は……適当でっ!

  1. 小鍋にお湯を少なめ*1に沸かす。
  2. タマネギをみじん切りにして、沸騰したお湯に入れて多少透明になる程度に下ゆでしておく。(料理の本にはタマネギを弱火で炒めておくなどとなっていますが、ここはカロリーお麩、じゃなくてカロリーオフする主義で)大きめのザルに空けて冷ましておく。(水をかけたりしないで自然放熱で)煮汁は捨てないで、みそ汁やコンソメスープのベースに使うと美味。
  3. 別の乾いたザルの下にボールを置き、指で麩を網に押し付けて砕く。*2これだとふるいにかけるのと砕くのが同時にできる。ちなみに、麩は水で戻してはいけない。乾いたまま使う。砕けずに残った大きめのお麩は、これまたみそ汁やコンソメスープなどに入れてしまう。
  4. 麩の粉に牛乳を多少浸るくらいにかけておく。
  5. グルテンバーガー(ないしはひき肉)をボールに空け、塩コショウ、ナツメグ、溶いた卵を入れて良く練る。麩、冷ましたタマネギを加え、さらに良く練る。材料を一個分ずつまとめておく。手に油を塗って、肉玉を両手でキャッチボールするように投げ合っておくと空気が抜ける。
  6. フライパンを熱して油を引く。
  7. 肉玉をフライパンに置く。最初は強火でフタをして焼き固め、ひっくり返してから火を弱めて中まで火を通す。串をさして肉汁が透明になったらできあがり、って良くいいますけど、グルテンバーガーを使った場合は、肉汁らしきものはほとんどなかったので感覚で……。ひき肉を使っていても、麩の場合は肉汁が出ないかも……。

普通のハンバーグよりもさっぱりした味に仕上がりました。(まあ、グルテンバーガーだし)なかなかおいしかった。お好み焼きに近い感じかもしれません。いつかひき肉でもやってみようかと思います。
このお麩の粉、炒め物で出る汁を吸わせるのに入れてもよし、また、小麦粉の代用でケーキを作ると30%程度低カロリーになるのだとか。煮物系の場合は、水で戻すっていいますけど、番組ではそのまま使った方が味が染みやすくておいしいという話でした。粉にするのには意外と手がかからないので、お麩を常備品にしておこうかな?

*1:少ないお湯で野菜を炒め物風にするのは、いろいろ作っているうちに気が付いた私のカロリーオフの工夫です。油を引かなくてもテフロン加工フライパンなら焦げないし、味も悪くありませんが、お湯を入れ過ぎるとただの煮物になってしまうのに注意。

*2:自家製パン粉と同じ要領。パン粉の場合は細かくちぎった食パンでやるが、かかる時間は麩の方がはるかに短かった。