scenery Live −アリエルダイナー満月ライブ Full Moon Live−

昨夜、登戸にあるオーガニックライフ&カフェ「アリエルダイナー」にて、scenery(シーナリー)のライブを聴いて来ました。

scenery(シーナリー)は初めて聴きましたが、ジャズの香りがする大人の音楽……かと思いきや、ライブ的オチもしっかりあるあたりがツボ。
編成はかなり変則的です。

  • sceneryメンバー
    • 田丸智也(7弦ベース)
    • 浜野律哉(パーカッション)
    • 伊沢陽一(スチールパン、パーカッション)
    • 椎谷求(ドブロ、マンドリン
    • 森学(サックス、フルート)

7弦ベースの田丸氏がバンドリーダーで、作曲もしていらっしゃるわけですが、ベースのソロをうれしそうに弾いている辺りがなんともおもしろかった。MCとベースでキャラが違う……。MCでは腰が低いのに。ベースのソロをしっとりじっくり聴いたのって初めてかも知れません。水や風景をモチーフにした自由な感覚の曲風が多いようでした。

パーカッションはドラムではなく、ボンゴ系から赤ん坊のガラガラまで何でもあり。民族楽器系で占めてる感じでした。この打楽器編成が音に暖かさをもたらすのかも? 後ろからソリストに絶妙なる音楽的ツッコミを入れてる辺り、いたずらっ子な感じ。

スチールパンがリードを取ってる当たりも印象的でした。なかなか聴けませんよ、この楽器。(そもそもスチールパンって何? と言う方はこちら)たまたま(?)持っていた民族楽器辞典に伊沢氏のサインをいただいてしまいました。

ドブロはドブロク……ではなく、(そりゃ酒や)ギターの共鳴箱表面に丸い金属板をはめ込んだような楽器で、エレキギターができる直前の時代に音の大きなアコースティックギターとして製作された楽器だそうです。金属板で反響が大きくなるわけですね。また、独特のしびれるような渋いニュアンスが音に加わります。詳しくはこちら。

サックスは久しぶりにソプラノサックスを聴きましたが、テナーまで使っていましたね。やっぱりジャズはサックスです。サックス、やっぱりいい。


で、公式サイトによりますと「リーダー田丸が音楽を担当したDVDが12月に発売されます。詳細は後日お知らせいたします」とか。
ふうむ。どんな仕上がりなんでしょうね。


「アリエルダイナー」のお料理は自然系。コーラにすら着色料などを使っていないです。
ポテトとチーズのピザがおいしかったし、野菜そのものがもともとおいしいのを使っている感じでした。それにしてもお料理は高いと言う事もなく。週末ゆっくり食べたいという感じのお店かもしれませんね。