新生ミクシィの代表取締役、笠原健治氏のCNETインタビューについて

今日は時間があんまりないので、今書いている論文で無茶苦茶参考になったひと言をピックアップ。

−−Web2.0についてはどう捉えていますか。APIを公開する考えはありますか。

Web2.0の話自体は、これまでの流れをまとめたということで、非常におもしろいと思っています。もう少し、自分の中で消化したいとは考えていますが、そのうえで実際にどうするかは、ユーザーのニーズがあるかどうかで判断したいです。Web2.0はこうだから、こうするべきだと、形から入ることはないでしょう。
APIの公開も含めて、サービスを考える際にはかならず3つのポイントを念頭においています。1つはコミュニケーションが非常にしやすくなること、 2つ目は自分が興味のあるものや情報を収集しやすくなること、3つ目は人脈図のように人間関係がどんどんできあがっていくこと、この3つをうまく活かしたサービスを基本にしています。
APIを公開する気持ちはありますが、それによってどんなサービスや価値が生まれるかをきちんと精査してからですね。

mixiWebサービスを提供することになったら、ある意味で開かれたSNSになるのかもしれませんね。API公開が一応は視野に入っているmixi。今までの前人未到の道のりから、どんなお土産をWeb開発者にプレゼントしてくれるのか、わくわくしている人はたくさんいるんじゃないでしょうか? どんな形になるか分かりませんが、一人のwebユーザとして見守っていたいと思います。
あと、今書いている論文でちょっと方向性の迷いで岐路に立っていて。それは自分のサイトにWeb 2.0コンセプトを活かしたい、っていうことを最終的に言いたいものであることにする、っていうロジック(ストーリーといってもいいかも)は無問題。
ただし、そこにいく道のりにめちゃくちゃ迷っていて。


今、webはこういう方向に向かおうとしていて、こう便利になっているからweb 2.0のコンセプトを活かしたいのか。
Web 2.0のコンセプトは自分のサイトに取って非常に有益だから活かしたいのか。
似ているようで、全然違う話です。今日一日はwebの歴史に始まり、前者の方向で書いていたんですが……これがちーっとも面白くないんだな。なんか、書きたいことと違うやんけ。
帰宅してこのインタビューを読み直してみて、
Web2.0はこうだから、こうするべきだと、形から入ることはないでしょう」というこのひと言がぐっさり来ました。勘違いしてました!!!
後者の方向性が正しいです。


まずやりたいことがあった。そのとき、時代的にマッチするもの(XOOPSとかですが)がリリースされた。ブロードバンドの爆発的普及で、We are web user.だ。(何か間違ってるかも)
この背景にはWeb 2.0オープンソースっていうデッカイ流れがあってだな、端的な事例としてはブログの大流行、はてなマップはてなダイアリーAmazonwebサービスの各種事例、Wikipedia……なんかがある。オライリーさんの論文と梅田さんの本が語ってくれるよ。読め。
生涯学習時代、人と人が情報を通じて知的有益なコミュニケーションはますます高まる。そのためにも、webで出来ることとしてこういうスタイルのサイト運営はどうだいあんちゃん。(誰だそりゃ?)今、こういう使い方してて、もっとこういうことしようって計画中だぜっ!


このほうがかっこいいやんけ! ありがとう、mixiの社長さんとCnetのインタビュアーさん、Cnetの編集長さん。それからはてなブックマーカーの皆さん。今日この記事に出会えなかったら、この論文、めちゃくちゃ後悔するところだったぞ!