MOTHER3 四章 労働と音楽と仲間

ネタバレ注意。
3年前までは、報酬など考えなかった。大地の恵みを育てれば自然に与えられていたのだから。
今は、紙切れと、それが許してくれる快楽への権利が欲しくて、地に潜り泥にまみれる。
首謀者が何を考えているかは相変わらず分からない。
でも、村人達は、「しあわせになりたい」というシンプルな気持ちで、先の分からない欲望に手を触れたのだ。
自分達のために、手を伸ばしたはずだ。


3年前までは、劇場など考えなかった。
今は、音楽は、小屋の中で聴く物になってしまった。
グッズなどの付随品は音楽には本当は関係ないはずなのだ。
音楽は、音があればそれでいいはずなのだ。


3年前までは、別の自分だった。
3年前までは、他の仲間と違う人生を送っていた。
3年間は、音と仲間にかこまれて、楽しく暮らしていた……?
今、昔の仲間が、迎えにきた。次のステップを踏み出すために。