逆転裁判4クリア

逆転裁判4」なんとかクリアしました。9割は自力で解いたんですが、どうしても分からないところは、こちらのページにお世話になりました。

あんまり見てしまうと先がつまらなくなるので、どうしようもない時にのみお勧めします……。


さて。
クリア後のネタバレしない程度の感想をば。
今までの1〜3(+「蘇る」)とはクリア後のイメージが全然違う感じがしますね。霊媒師がいないとか(その代わりが魔術師)、そういう問題ではなく……。
なんというか……伏線や手がかりが回収し切れていないんですよね。今までのシリーズではほぼ全回収されていたのですが。
多分、この続きの作品(逆転裁判5?)も水面下で企画されている物と思われます。今回のラストは「引き」の色合いが強過ぎて、終わった感じがしないんですよ。


それから。新人弁護士としての主役のキャラクターの強さは、「逆転裁判1」の成歩堂氏の方が強いと思います。正直、王泥喜氏は自力で解決する意識が弱い気が……。アシスト役も真宵氏の方がみぬき氏よりも強烈な感じ。
今回はキャラクターよりも、入り組みながら一本につながって行くシナリオの妙を優先させた感じがしました。あと、システムの凝り方とかも。カガク捜査とか「見抜く」とか……。その辺は素直に面白かったです。


ただし、第4話のメイスンシステム&裁判員制度はちょっといただけない感じ……。メイスンシステムはどうにも不自然な事象が生まれるし。現実の裁判員制度からかなり離れたシステムでもあります。また、ココに来て強制的にプレイヤーの視点(操作キャラ)を変えさせられるのでちょっと混乱もありました。正直、仕上がりがちょっと荒っぽいです。シナリオの出来と分かりやすさの意味では、正直「逆転裁判1」を越えるのは難しいのかもしれません。シリーズ初作が一番面白い、というのは結構小説とかでもある事ですが。


ただ、クリアした時は……ホースケ、ならぬ、放心状態でした。これは毎度のことですが、シナリオの意外性の連続っぷりは健在です。このシリーズが好きで、かなりはまり込んでやっていた分、クリアした時の不満もそれなりに生まれてしまう、ということなので。
推理小説やミステリー、サスペンス、その他謎を解く系のストーリーやゲームが好きな方は是非プレイをお勧めします。