ミュージカル『ミス・サイゴン』の名曲、『いのちをあげるよ』(新妻聖子版)を聴きながら出勤中の車内。
このミュージカルの内容自体には、いろいろ批判したい気もしてるけど。
ベトナムの扱いがあんまりだとか。ラストに疑問もあるとか。自分がクリスやタムだったら、キムに生きていて欲しかったなあとか。
でも。それはそれとして。
この曲はすばらしい。
おかあさんって。
おかあさん自身の人生を、ある面、子どもと分け合っている。そして子どもは母の見られない未来を見届ける役を担う。
お母さんは、自分がもっていないものすら、子どもに与えている……昔から『母は強し』というけれど、よく言ったものだと思うよ。
自分はまだまだあの母を越えられないでいる。技術とかの意味ではなく、人間として。
母自身にないものをもらってるはずなのに、生かせていないなあ。
反省しきりだ。